藤井二冠、対豊島五連敗。
未だに一度も勝てず。
しかし、豊島将棋は、序盤、中盤、終盤、隙がないというものではない。
優しい見た目とは裏腹に、豊島は物凄い攻めの気風なので、序盤は結構無理攻めをする事が多い。
なので、今回もまた無理攻め。
序盤早々藤井聡太の有利な展開になったのだが、局面が進むにつれて互角から豊島有利へと傾いていった。
やっぱり豊島強いかと思われたところが、そこから逆転藤井有利から一気に勝勢になったと思った途端に再逆転、豊島勝勢へ。
やっぱ、豊島強いよね~、藤井聡太はまだ勝てないのか~、などと思っていたら豊島のミスで再び藤井聡太が勝勢に。
この辺が将棋の面白いところで、終盤は一手のミスが大逆転に繋がる。
おお~~~~、あと一歩。
次の一手で勝利が確定だ~、と思ったところで、またしても藤井聡太にミスが。
もう何度目か分からない大逆転で、豊島勝勢に。
ここまで来れば素人目にも藤井玉の詰みが見える。
豊島竜王が逃すはずもなく、決着。
いや~、見てる分には実に面白かった。
そして、三段リーグでは一七歳の伊藤匠が残り二局を待たずにプロ入り決定。
さあ、いよいよ藤井世代が覚醒し始めた。