教義と修行体系37 | 法友(とも)へ

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さて、それでは、猫に小判の講義を再開しよう。(笑)

 

クンダリニーの助けを借りての体験は、まあ、それなりに大変ではあるが、霊的なエネルギーを強めれば達成できる。

 

まあ、ここで言っているのは単なる幻覚・幻聴のたぐいではなく、経典に則った正しい体験の事を言っているのだが。

 

 

例えば、サマディに入り、真っ暗なバルドーを抜けて、暗い緑色のトンネルの向こうの虫の卵の中へ、嫌だ嫌だと思いながら落ちていく魂を見る。(笑)

 

この様な、成就者にしか見ることの出来ない宿命通の体験。

 

まさに経典通りの、観照者として、魂の落下のプロセスを如実に認識し理解する。

 

これがクンダリニーヨーガなのだが、ジュニアーナヨーガの体験は全く違う。

 

 

クンダリニー・ヨーガの体験は瞑想を行っている時という特殊な条件での事なのだが、前回書いたようにジュニアーナヨーガの体験は日常生活の中で起こる。

 

クンダリニーヨーガがサヴィカルパサマディであり、ジュニアーナヨーガがニルヴィカルパサマディである。

 

現世の中にあっていつも通りの日常生活を送りながら、この現実というものが幻影であると知る。

 

それがジュニアーナヨーガである。