まあ、広瀬の教義や予言に関する理解やそれに対する考え方については、人それぞれと言わざるを得ない。
世の中全部そうなのだが、同じ話を聞いても人によってはまるで違う解釈をしてしまうものなのだ。
なので、この本に書かれていることはあくまでも広瀬の個人的な意見であり、オウムのサマナ全員が同じ事を考えていたわけではない。
そういった個人の主観的な話はどうでもいいのだが、ところどころに単なる事実(つまり誰にとっても同じという事なのだが)、それが書かれていてなるほどなあと思うところがある。
あのときは謎だったが、(当時は深く考えることはしない。)今になって広瀬の手記を読んでそうだったのかと納得する。
が、しかし、その件については(それはいくつかあるのだが)、このブログに書くつもりはない。
前にアンソニー・トゥーに会ったときに、質問されれば答えるつもりでいたのだが、特にこれといって質問はされなかった。
ダンジグにしても、出版社(たしか文藝春秋だったと思う)に本の内容の間違いを指摘して、質問があれば答えると伝えておいたのだが、その後何の連絡もない。
まあ、世の中オウムになど何の興味もないのだろう。(笑)
誰がどう頑張ってみたところで、確実に風化は進んでいる。