この本は手記の形でそのまま載せられているために、同じ内容が何度も繰り返されてまとまりがない。
なのだが、ボツリヌスプラント関連の資料は大変充実している。
これは、世界でも類を見ない一級品の資料であると思う。
中川といい広瀬といい、頭のいい人間はやはり違うなという印象だ。
ただ、ところどころに、ん?と思う箇所がいくつかある。
これはサリン製造と違い、ボツリヌスには僕も直接関わっているために、その矛盾する点が見えてしまうからである。
まあ、この件については次の記事でおいおい書いていこうかと思う。
さて、この本には登場していない元Rはどこにいるのか。
225ページの図1 ボツリヌス・トキシン散布計画の組織図の中から探していただきたい。
ま、興味のない人にはどうでもいいことだけどね。(笑)