三つの柱のうちの一つ、ジュニアーナヨーガの基本は「わたしはだ~れ?」である。
いわゆる私は誰の瞑想という言い方をされる場合があるが、実はこれは瞑想ではない。
というか、ラージャヨーガやクンダリニーヨーガの瞑想とは別物である。
さらに、マインドフルネスには、もはや程遠い。
なので、やり方を間違ったまま何年続けても、結果が出ない。
いたずらに時間を無駄にするだけである。
私は誰?は、具体的論理的な思考の実践である。
まあ、普通人間というものは何かの答えをだす場合に、過去に記憶した知識を引き出してくるだけという事しか出来ない。
つまり、本当は何も考えていないのだ。
それは観念により決まったルートが引かれてしまったからであり、観念が出来た原因は子供の頃の周りからのマインドコントロールによる。
したがってヨーガの実践には、このマインドコントロールから抜け出す、観念の崩壊が必要となる。
新しいルートを引き直すには、ゆっくりと自分の頭で考える必要があるのだ。