肉体の感覚が戻り、自分の周りの世界を認識する。
激しい呼吸音、立位礼拝の詞章を唱える声。
あれっ?
と思う。
意識は連続しているので、自分は何をしていたんだっけとかいうような間抜けな事は思わない。
クンバカ、クンバカ、クンバカ、
421、422、423、424、
意識、意識、意識、
宇宙の誕生、(笑)
12縁起、
富士山総本部道場の2階。
あれっと思ったのは、呼吸を止めているにも関わらず、全く苦しくないということだった。
苦しいどころか清々しい。
いつまでも呼吸を止めていられそうだ。
そして、ふと思う。
人が呼吸をするのは、呼吸をしなければならないと思い込んでいるからなのではないだろうか?