素晴らしい以外の何ものでもない。
よくぞ、これほどの名著が、この人間界に存在したものだなと思う。
この本を人間が読んだところで、何が書かれているのかさっぱり分からないだろう。
この本の意味を理解出来るのは、修行者だけだ。
この本を読んでいて残念に思う事がある。
それは、質問があまりにもくだらないという事だ。
しかし、そのくだらない質問こそが人間の本音であり、くだらない質問に対する答えを求めている人間たちがいたからこそ、この本がこれまで存在していた理由なのだろう。
とりあえず、10回繰り返し読んでみることだ。
そして、考える。
一切の現象に当てはめて考える。
しばらく時間を置いて、また繰り返し、10回読む。
また、考える。
また、しばらく、時間を置く。
そして、また、繰り返し10回読む。
30回繰り返し読み終えた頃、ようやくおぼろげながら真我とは何か?真我独存とは何かが見えた気がしてくるだろう。
1年では誰もそこまで辿り着けない。
2年でどうにかなるかというところ。
そして、そこまで努力を続けることが出来るのは、修行者をおいて他にはいない。