中川が接見した弁護士に語ったという話によれば、中川は臨時ニュースで事件の事を知ったらしい。
これは驚きだ。
臨時ニュースという事は、中川はその時テレビを見ていたという事になる。
しかも、単なるニュースではなく、臨時ニュース。
つまり、その番組はニュース番組ではなく、ドラマかバラエティか何かということになる。
僕もあの時、テレビを見ていて、暗殺のテロップが流れるのを見ていた。
夜8時ごろだったと思う。
つまり、東京拘置所の中では、ゴールデンタイムに死刑囚がドラマかバラエティを見ているという事になる。
これを具体的にどういう状況なのかを考えてみると、なんだか不思議な気がする。
死刑囚たちが何人か、横に並んでみんなでテレビを見ているのだろうか?(笑)
それとも、独房で一人でテレビを見ているのだろうか?
どちらの状況でもなんだか妙な気がする。
死刑囚が拘置所内の他の収容者と接触するというのは不自然な気がするし、中川一人のために独房の中にテレビがあるというのもなんだか贅沢だ。
そもそも、独房内はアンテナやケーブルはどうなっているのだろうか?
次から次へと疑問が沸いてくるが、多分、いつまでたっても謎のままなのだろう。(笑)