中川の手記21 | 法友(とも)へ

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第二の理由

 

サリンは漏れやすく、長距離の運搬には向いていない。

中川自身も、気が付いたら中毒していたことが何回もあった。

 

サリンは作るにせよ持ち込むにせよ、オウムのような死ぬ覚悟を決めた連中でなければ扱える代物ではなさそうだ。

 

現在の日本には、そんな覚悟を持った集団はどこにも存在しないだろう。

 

 

第三の理由

 

サリンよりも爆発物や可燃物の方が入手や製造、取り扱いが容易である。

化学兵器であれば、イペリットが製造がかなり容易である。

生還を考えていない者が起こすテロを防ぐことは不可能。

対策を検討するとともに、テロが起こった後の医療体制の整備も考えていただきたい。

 

 

まさに実際にテロに関わり、化学兵器を作り出してしまった人間ならではの意見だと思う。

 

たしかに教団は200kgのイペリットを製造し所持していたので、サリンに比べればかなり簡単に作れるのだろう。

 

これほど大量のイペリットを持ちながら、それが使われることがなかったというのは不幸中の幸いといってもいいと思うが、オウムはなぜ使わなかったのかというのも事件の一つの謎と言えるかもしれない。