面白くなってきた④ | 法友(とも)へ

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趙治勲は、アルファ碁と戦った時のイ・セドルについて、通常の精神状態ではなかったと分析している。

 

あきらかに動揺しており、普段通りの囲碁ではなかったというのだ。

 

 

これは、その前に行われた、ヨーロッパチャンピオンとの対戦に原因がある。

 

このブログにも書いたが、ヨーロッパチャンピオンて何やねん!?

 

である。

 

 

趙治勲はこの時の棋譜を見て、この程度なら自分は勝てると判断していた。

 

ということは、イ・セドルも同じ判断をしたと思われる。

 

ところがである。

 

アルファ碁はイ・セドルとの対戦の時には、レイティングを3600にまで上げてきていたのだ。

 

 

囲碁には詳しくないので、強さの比較を将棋で行うとするなら、レイティングで600の差というのは金銀1枚分ぐらいの差になる。

 

前のアルファ碁に対して、勝率は90%以上になっていたのではないだろうか。

 

イ・セドルは、弱いはずだと高をくくっていたアルファ碁の強さに驚き、ミスを連発した。

 

 

で、今度は日本のZenの話である。

 

9月の段階で、Zenのレイティングはヨーロッパチャンピオンと戦った時のアルファ碁と同等である。

 

わずか1か月でレイティングを600も上げてきたわけだが、それからさらに1か月以上が過ぎているので、当然レイティングは3000を軽く超えているはずだ。

 

もしかしたら、現在のZenは、イ・セドルと戦った時のアルファ碁よりも強いかもしれないのだ。

 

まあ、アルファ碁も時間の経過とともに強くなるだろうから、現在ではレイティングは4000を超えているかもしれないが。(笑)

 

 

そんなZenに対して、趙治勲は、事前貸し出しはいらないと宣言したのだ。

 

かっこいい~。

 

漢だぜ、趙治勲。

 

対戦が楽しみだ。

 

 

そう言えば、将棋の世界でも、男・丸山の言い分がかっこいい。

 

自分はコンピュータに負けたのではない。

 

人間・三浦に負けたのだ。

 

プロ棋士のほうがコンピュータよりも強いと主張するのなら、絶対のセリフだな。