面白くなってきた② | 法友(とも)へ

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世界のコンピュータ囲碁ソフトは、ここ数年2強時代が続いていた。

 

それが、日本のZenとフランスのクレイジーストーンである。

 

そこへ突如として、その2強をはるかに凌ぐ最強ソフト、アルファ碁が現れたのだ。

 

 

ドワンゴの川上会長は、将棋に続いて囲碁でも電王戦を開催することを計画していたが、圧倒的な強さを誇るアルファ碁の登場により、その計画は白紙に戻ってしまったと考えていた。

 

そんなとき、Zenの開発者である加藤から、角川を通じて支援の要請があったという。

 

 

アルファ碁を倒せるソフトを作りたい。

 

しかし、開発を個人でやっているために、ディープラーニングの開発環境を整えるだけの費用が無い。

 

ドワンゴでサーバーを用意して頂けないか。

 

というものだった。

 

 

これを聞いた川上は、非常に喜んだ。

 

アルファ碁の圧倒的な強さを見せつけられていながら、戦意を喪失することなく、戦いたいと言ってくれたからだ。

 

 

川上はすぐに動いた。

 

ドワンゴでのディープラーニングの開発を担当する東大研究室にその話をし、日本棋院の全面協力を取り付けた。

 

かくしてここに、かつては世界最強であったZenを開発したプログラマー、ドワンゴ、東大研究室、日本棋院が手を組んだ、チーム・ジャパンが誕生した。