やっぱり、確たる証拠はないようだ。
てか、そもそも、不正の前提はプロ棋士が弱いというところにある。
従って、その証明のためには、渡辺が技巧と戦って確認する必要がある。(笑)
渡辺が勝てば、三浦は不正をしていないということになるし、渡辺が負ければ、やっぱり渡辺は弱いということになる。
三浦が将棋界に留まれるのであれば、日本将棋連盟としても事なきを得る、という事にはなると思う。
しかし、このまま引退ということになると、名誉棄損での裁判ということになるのではないだろうか。
無実と無罪は別物なので、確たる証拠もなく処分をしたということになれば、これが一般企業なら間違いなく違法となるだろう。
損害賠償の額も、相当なものになる。
竜王戦は勝てば、賞金4320万円。
負けても1590万円が手に入る。
しかも、三浦はこの世界にたった10人しかいない、トッププロのA級棋士である。
対局料も高く、年収は1千万円以上ではないだろうか。
あと20年働けるとしても、賠償額は2億円を超える。
さあ、どうする?