カルマの法則と輪廻転生は、ふたつでワンセットである。
例えば、人を殺したのならば、法則に従い殺されなければならない。
ところが実際には、死刑になる事もなく生き延びている者たちがいる。
これは明らかな矛盾である。
そこで輪廻転生の考え方が登場する。
今生殺されなくても、来世殺されるよ。
または、来世地獄に落ちるよ。
という考え方である。
これなら辻褄が合う。
なんて素晴らしいんだ!
ところが、である。
オウムの教義の根幹をなすものは、真我独存であり、一切は幻影であるという考え方なのだ。
ということはつまり、あれれ?
困ったぞ。
一切は幻影であるという事は、カルマの法則も、輪廻転生も、幻影だという事になってしまう。(笑)
さあ、どうする?
麻原彰晃の五時教判はどのように解釈すべきなのだろうか?(笑)