高校の科学で21 | 法友(とも)へ

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サリンの製造方法について、普通の人は一生の間に一度も考えることはないだろう。


サリンと聞いただけで思考停止、それ以上調べることも考えることもない。


これはオウムについても同じで、普通の人はオウムと聞いただけで思考が停止する。



しかし、このブログを読んだ人たちは、サリンの製造がそんなに難しくはないということが理解出来ただろう。


そして、中川のような優秀な人間にとっては、サリンは誰にでも作れるという認識なのだ。



なぜそう言えるようになったのかというと、それは土谷が道を切り開いたからに他ならない。


中川自身はサリンの製造方法を見つけることが出来なかったと思われるが、製造方法の説明を受ければ簡単に作ることが出来たのだ。



土谷が見つけた方法、つまりはオウムのやり方という意味になるが、それはアメリカなどが行っている製造方法とは違っている。


オウムのオリジナルと言ってもいいのではないだろうか。



実はオウムは、それ以前にも、様々なことをオリジナルの方法で達成してきている。


いわゆる、マニュアルにはない使い方。


そういうことばかりをしてきているのだ。



だからといって、全く何もないところからオリジナルを作っているわけではない。


必ず、そのベースになる部分がどこかにある。


土谷の場合は、それは海外の文献だった。



海外の文献は、もちろん日本語では書かれていない。


問題は、その文献を誰が翻訳したのか?


ということになると思う。



土谷が自分で翻訳したのだろうか?


かつて村井は、海外の文献を翻訳するときに、「ウッタマーさんに頼む。」


と、よく言っていた。


サリンの製造においては、どうだったのだろうか?