グヤサマジャとダキニとの交わり。
すなわち、神と神との交わりにより、神々のエネルギーを得る。
これがツァンダリーである。
グヤサマジャは三面六臂である。
三面とは、イダー・ピンガラ・スシュムナーの三管が全て完全に浄化され、エネルギーが上がりきっていることを表す。
すなわち、完全なる怒り・完全なる無智・完全なる執着の達成である。
六臂とは、金剛界五仏を具足することを表す。
六本の腕に、アクショブヤのヴァジラ、ラトナサンバヴァの曲刀、アミターバのヴァジラベル、アモガシッディの経典を持つ。
修行者にとって必要な、功徳・意志の力・智慧・修行の成就、の達成である。
そして、中央の手に抱くのが、ヴァイローチャナの象徴であるダキニ天女なのだ。
ツァンダリーにおいて、修行者はまずグヤサマジャに変化する。
そして、ダキニ天女と交わる。
と観想する。(笑)
これはまあ、要するに、立たせて入れる。(笑)
と観想する。
ということである。
性欲を修行に使うというタントラならではの修行法であるが、成功すれば一気に修行が進むが、失敗すれば大変な事になるという、もろ刃の剣のような行法である。