坂本弁護士事件⑭ | 法友(とも)へ

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一時期、警察と頻繁に会っていたことがある。


職場にやって来られると仕事がクビになってしまうので、それを防ぐために外で会う必要があったということである。


まあ、かれこれ40回ほど会って、色々と話をした。



実に様々な部署から、実に様々な刑事たちがやって来た。(笑)


最低でも週一でやって来る。


多い時は週3回ということもあった。


迷惑な話だが、元オウムの悲しさで、そうしなければ日本では生きていけなくなる。



しかし、警察と会うのも、実は悪い事ばかりではない。


オウムの外に居ながらにして、たくさんの情報を得ることが出来たのだ。


しかも、警察という国家権力が保証する、正確無比な情報の数々である。



中でも警視庁公安総務課の刑事は優秀だった。


他の刑事たちとは、一味違っていた。



その刑事と、色々話をするうちに、坂本弁護士事件の事が話題になったことがあった。


やはり、なぜ鍵が開いていたのかが謎のままだということだった。



麻原は、佐伯との電話のやり取りで、佐伯から、


「鍵がかかっているから中に入れません。」


という報告を受けて、


「おかしいな、開いてるはずなんだがな。」


と答えている。



この事について、思わぬ展開があった。