高校の化学で④ | 法友(とも)へ

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化学反応は、分子と分子が出会う、ぶつかる事によって起こる。


そのぶつかる可能性は、温度が高くなるほど、圧力が高くなるほど大きくなる。


ただ、圧力が関係してくるのは気体の場合であり、サリンの製造にはほとんど関係がないように思える。



オウムでは、オイルバスを使って温度管理を行っていたという事なので、それほどの高温ではなかったようだ。


オイルバスとは油のお風呂、要するに湯煎なのだが、油を使っている分水を使うよりも高温にすることが出来る。


まあ、フライヤーのようなものだと考えればいいだろう。



次に、化学反応はどのようにして起こるのか、である。


基本的には、エネルギーは高い方から低い方へしか流れない。


エネルギーの低い状態になればなるほど、放出するエネルギーが減って反応しにくくなる。


つまり、より安定した状態になろうとするということである。



大抵は、反応前の二つの物質から、反応後に二つの物質が出来る。


反応前の二つの物質のエネルギーの総和よりも、反応後の二つの物質のエネルギーの総和の方が少ない。


この時、この差分のエネルギーを放出する。


つまり、発熱するのだ。