グルは優しく答えた。
「あなたには、もう教えることは何もないのです。」
どこかで聞いた事のある話だ。(笑)
この言葉を聞いて、マハラジは自分を恥じた。
一瞬でも、グルを疑ってしまった、自分を恥じた。
全ては与えられていたのだ。
ただ、それに気づかなかっただけだ。
この時からマハラジは、常にグルの言葉を実践し続ける。
1日24時間、3年間、2万4千時間に及ぶ修行を続け、解脱した。
マハラジは言う。
「最初は何の変化も起こらない。」
「自分は無駄な時間を費やしているのではないか?」
「報われることのない、絶望的な努力に思える。」
「しかし、その瞬間は必ずやって来る。」
「果実は自分が熟していくことを、自分で知る事は出来ない。」
「その実が枝から落ち、地面に激突するその時まで。」