坂本弁護士事件⑥ | 法友(とも)へ

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グルは優しく答えた。


「あなたには、もう教えることは何もないのです。」



どこかで聞いた事のある話だ。(笑)



この言葉を聞いて、マハラジは自分を恥じた。


一瞬でも、グルを疑ってしまった、自分を恥じた。



全ては与えられていたのだ。


ただ、それに気づかなかっただけだ。



この時からマハラジは、常にグルの言葉を実践し続ける。


1日24時間、3年間、2万4千時間に及ぶ修行を続け、解脱した。



マハラジは言う。


「最初は何の変化も起こらない。」


「自分は無駄な時間を費やしているのではないか?」


「報われることのない、絶望的な努力に思える。」


「しかし、その瞬間は必ずやって来る。」



「果実は自分が熟していくことを、自分で知る事は出来ない。」


「その実が枝から落ち、地面に激突するその時まで。」