変化身のマルパ⑭ | 法友(とも)へ

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思えば理不尽な話である。


「何をやってんだー!」


と言われても、やらかしたのは僕ではなく事故を起こしたサマナである。


おまけに、その処理にもたついているのはマルパである。


まあ、正直なところ、知らんがなって話ではある。



ヴァジラヤーナにおいて、グルが「変化身のマルパ」と言えば、それは例えそれが何であったとしても「変化身のマルパ」である。


「いわしの頭」であっても、「イヌのうんこ」であっても、「変化身のマルパ」である。


今回の件は、そこへさらにヒナヤーナの教義を当てはめても、「マルパの変化身」では意味が通じないことが分かる。



で、こういった事を電話の最中に長々と考えている余裕はない。


麻原への返答は、常に瞬間的になされなければならない。


しかも、ミスは許されない。



なので、「変化身のマルパ」には触れずに、


「肉体のマルパだと思いますが。」


と答えた。



すると、麻原は、「そうか。しっかりやれよ!」


と言って、電話が切れた。



それだけですか?


それで終わりですか?


何だったんだ、一体?



まあ、とにかく、無事に切り抜けることが出来た。(笑)


「変化身のマルパとは何ですか?」


とか聞いていたら、麻原の逆鱗に触れていた気がする。


なぜなら、グルが「変化身のマルパ」と言ったなら、それは「変化身のマルパ」以外の何物でもないからだ。



この後、サマナの間で、妙な噂が広まっていった事は間違いないようである。



変化身のマルパ・・・、


マルパの変化身・・・、


変化身のマルパ・・・、