麻原の電話ネタには名作(迷作?)が多いが、これもそんな迷作のひとつ。(笑)
オウムには、変化身を使って生まれてきている、とされている人物が何人かいる。
まあ、そういう設定になっている。(笑)
麻原の場合はそうではなくて、人間界には本体が生まれてきて、意識堕落天や兜率天に変化身を飛ばしている。
という設定になっている。
グルと弟子ではやっていることが逆になっているということなのだが、その前提でのお話し。
あるときサマナのSが人身事故を起こした。
まあ、本人はどうすりゃいいか分からないというので、その処理をマルパが担当することになった。
そう言えば、僕も交通事故の処理をした事がある。
道場に通って来ている信徒のIさんが、タクシーに跳ね飛ばされたのだ。
Sの場合は加害者で、Iさんの場合は被害者という違いはあるのだが。
で、そのIさん、女だてらに建設現場で働く日雇い労働者であり、仕事が終わった後は毎日道場に顔を出していた。
いつもは夜の7時か8時ぐらいにはやって来るのに、その日に限ってなかなか顔を見せなかった。
夜の11時過ぎぐらいだったと思うが、ようやく道場にやって来て、祭壇の前で死んだように座り込んでいた。
ただならぬ気配に、「どうしたの?」
と聞いてみると、「車にはねられた。」と言う。
青信号の横断歩道を渡っていたら、ノーブレーキのタクシーが突っ込んできて、10メートルほど跳ね飛ばされたらしい。
よく無事でいたもんだな。
これも修行の賜物だろうか。(笑)