講演の最後に、化学兵器に対処するための特殊車両、化学偵察車の説明があった。
様々な国の化学偵察車がスクリーンに映し出される。
車に防毒措置がされており、車内にいれば毒ガスの中でも安全だ。
ここで、ロシアツアーの時に乗った戦車を思い出してしまった。(笑)
車の中に居ながらにして、外の毒ガスが何であるのかを分析することが出来る。
前に、警察はCAMを持っていなかったという話が出たが、この高性能の車両はもちろん自衛隊が持っている。
ここでトゥー先生から驚くべき情報が。
この車両には機関銃が装備されている。
アメリカでも化学偵察車には、機関銃は装備されていない。
それが日本では装備されている。
使う気満々だな。
テロリストに対して情け容赦ない姿勢だけど、オウム事件が起こった国なのだから、それも当然かもしれないなと思っていたら、トゥー先生からひと言。
「北朝鮮がサリンを使ってテロを起こす可能性を考えると、機関銃があったほうがいい。」
う~む。
トゥー先生は相変わらずさらっと言ってのけられるのだが、それって日本人にとってオウム以上の脅威ですよ!
素人考えではそんなことまで想定する必要があるのか、などと思うのだが、危機管理の専門家から見れば当然の事なのかもしれない。