続いてイペリットについて。
オウムはイペリットを200kgも作っている。
これについて中川は作りやすいからと答えている。
まあ、たしかにサリンに比べれば作りやすかったんだろうなあ、と思う。
それにしても、これだけ大量のイペリットが使われなくてよかったものだ。
実はイペリットに対しては特効薬がない。
痛みを和らげることしか出来ないのだ。
これがサリンなどの神経ガスとの大きな違いである。
さすがのPAMもイペリットには効果がない。
中川はこの大量のイペリットを日光の山奥に捨てたと言っている。
目的地も決めずに適当に捨てたらしく、もう自分でもその場所がどこか分からないらしい。
話は変わるが、東照宮の漆が崩壊して剥がれ落ちているのだが、まさかイペリットの影響ってことはないよなあ。
まあ、東照宮の場合は中国産の漆を使ったことが原因とされているのだが。