スズメバチ⑧ | 法友(とも)へ

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そう言えば最近、ヒヨドリの鳴き方も変わってきているように思う。



ヒヨドリの鳴き方と言えば、「ピーーーー!ピーーーー!」


というけたたましい鳴き声がすぐに浮かぶ人も多いだろう。



テレビを見ていると、ドラマにもヒヨドリの鳴き声は多く登場する。


特に京都で撮影されたドラマに多く登場し、鴨川べりのシーンではもはやお約束と言ってもいいほどだ。(笑)


ドラマ以外でも、ロケや中継ではよくヒヨドリの鳴き声を拾っている。



で、このヒヨドリの名前の由来は、古く平安時代に遡るという説がある。


現代人には「ピーーー!」という音に聞こえるが、これを昔の人は、主に貴族達だと思うが「ピーーーヨ」という音に聞いたということらしい。


平安時代には濁点や半濁点というものが無いので、「ピーーーヨ」は「ヒーーーヨ」。


「ヒーーーヨ」と鳴く鳥でヒヨドリになったという考え方である。



個人的な考えでは、この説は間違っていると思う。(笑)


この考え方の基本は、ヒヨドリが「ピーーー!」としか鳴かないということを前提としている。


これはとんでもない思い込みで、これをオウムの教義では観念と呼んでいるわけだが、僕の知る限りでもヒヨドリの鳴き声は数種類ある。



その数種類の鳴き声の中でも特徴的なのが、ヒヨドリが餌を見つけたときの喜びの声である。


アシナガバチも餌を見つけたときには喜ぶが、ヒヨドリもまた喜ぶのである。


その時、ヒヨドリはいつもの甲高い耳障りな声ではなく、いかにも小鳥らしく軽やかな声で「ひよひよひよ。」「おひよおひよおひよ。」と鳴くのだ。


「わーい、わーい。」


「楽しい、嬉しい。」


である。



つまり、けたたましく「ピーーー!」と鳴くからヒヨドリなのではなく、楽しげに「ひよひよ」鳴くからヒヨドリなのだというのが僕の説である。



で、この楽しげなヒヨドリさんたちの後日談がある。


毎日楽しく餌を食べていらっしゃったのだが、当然時間の問題で餌は食べつくされてしまう。


そして、餌が無くなってからやって来られたヒヨドリさんは、「ピーーー!」「ピーーーー!」


「なんじゃこりゃー!。」


「食い物、ないやんけ~!。」


と叫んで飛び去っていくのでありました。



とまあ、そんなヒヨドリさん達なのだが、何故か最近けたたましく鳴いたりしなくなっているんだよなあ。


どういうことなんだろうか?