スズメバチ⑦ | 法友(とも)へ

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スズメバチと言えばオオスズメバチを思い浮かべることが多いと思うが、他にもキイロスズメバチやクロスズメバチなど、いくつかの種類がある。


最近では海を越えて外来種もやって来ており、その対策が重要な課題となっている。



そのスズメバチなのだが、巣の近くでは恐ろしく凶暴なのに、巣を離れるとそうでもない。


あるとき外に立っていたら、もの凄い羽音が聞こえたので、そっちの方向を見るとスズメバチがこっちに向かって突進してくるところだった。(笑)


危ない!


ぶつかるのかと思った瞬間、スズメバチは僕の目の前で急停止した。



すぐ目の前にスズメバチの顔がある。


まあ、しかし、凄い顔してるな。(笑)



スズメバチは僕の胸の前10センチほどのところで、空中に止まったままだ。


急に動くと危険なので、ゆっくりと後ろに動くと、その動きに合わせてスズメバチは僕の方へ近づいてくる。


仕方が無いので右に動くと、スズメバチも右に動く。


左も同様で、僕が左に動くとスズメバチも左に動く。



そこでもしやと思って、スズメバチのほうへ近づいていくと、なんとスズメバチは後ろへ下がったのだ。


どうやらスズメバチは、僕との距離を一定に保ったままキープしたいらしい。


このことから考えて、スズメバチは僕を生き物ではなく、壁か何かの様に思っていたのではないだろうか。


「あれ、おかしいな。」


「昨日はこんなところに壁なんかなかったのにな。」


みたいな感じだ。



僕が動くのを止めるとスズメバチも動くのを止める。


しばらくそのままじっとしていると、スズメバチはゆっくり上昇を始めた。


目の前10センチほどのところを、スズメバチのいかつい顔がゆっくり動いていく、(笑)


そして、スズメバチは僕の頭の上10センチほどまで上昇したかと思うと、あっという間に飛び去って行った。