夜になると、秋の虫が鳴き始めているなあと思っていたら、早いものでもう立秋だ。
もうしばらくすると、少しずつ夜の気温が下がり始め、その後を追うように昼間の気温も下がっていくのだろう。
それにしても、虫といい昔の人といい、季節の移り変わりに敏感だなと思う。
まだエアコンの無い世界で、夕涼みに外へ出て、肌でその違いを感じ取っていたのだろう。
何はともあれ、昔とは気温の差が5度ぐらいありそうだが、確実に季節は変わり始めているのだろうと思う。
さて、大喜びのアシナガバチなのだが、
てか、今回の記事のタイトルがスズメバチなのに、アシナガバチの話が続いているというのは、もちろんそれが前振りであるからである。(笑)
一方、ヨトウムシは全く動かない。
まあ、ハチの事だから、ヨトウムシの神経に一刺ししているのかもしれない。
これはアシナガバチではなく他のハチの話なのだが、土の中に穴を掘り、蛾の幼虫を捕まえて卵を産みつける種類のものがいる。
このハチは蛾の幼虫を見つけると、迷うことなく腹部の神経が束になっている場所に針を刺し、幼虫の動きを止める。
まったく不思議なものだ。
このハチは、生まれて初めて見る我の幼虫の、どこに針を刺しどこに卵を産みつけるのかを、最初から知って行動している。
そこには後天的な要素がまるでない。
これを、生物学的には本能といい、オウムの教義ではカルマと呼ぶ。