ヨトウムシの解説を。(笑)
知っている人には何の説明もいらないと思うのだが、ヨトウムシとは漢字で与党無視、じゃなくて夜盗虫と書く。
これはヨトウムシが夜行性であり、昼間は動かず夜になると野菜を食い荒らすところからその名が来ている。
しかもその戦略が素晴らしい。
人間が活動する昼間を避けるのはもちろんだが、ヨトウムシは終齢幼虫になるまで、目立った動きをしないのだ。
最初の身体の小さなうちはほとんど食べない。
そのため、人間から見れば野菜が食い荒らされているようには見えない。
そうやってカモフラージュをしながら脱皮を繰り返し、最後の終齢幼虫になって急激に身体を大きくして食べる量が一気に増える。
そして、一晩で野菜を食べつくし、蛹になるのに十分な栄養を身に付けるのだ。
しかもヨトウムシは好き嫌いをしない。
キャベツにほうれん草、ネギにニンジンの葉っぱにブロッコリー。
野菜大好きなとってもいい子である。(笑)
そんないい子のヨトウムシ対策として、人間は農薬を使う。
凄まじいまでの大量虐殺である。
人間が野菜を食べるという行為は、この殺生の上に成り立っている。
あなたは今までに何万匹のヨトウムシを殺したのだろうか?
さあ、どうする?
である。
ということになると、修行するしかないよね。(笑)