プルシャを落としました14 | 法友(とも)へ

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業者はふたりで一組のようだった。


基本的にはひとりが車の側で待機、もうひとりがホースを引っ張って便槽のところにまで行く。



迎え撃つこちらも僕とV師のふたり。


僕が業者に話しかけて気を引いているうちに、V師がメーターをチェックして数値をメモした。


具体的な数値がいくつだったのかは忘れてしまったが、V師がしきりに業者に向かっていくつであるかを確認していた。



業者はそのメモを見せられてもメーターを確認しようともせずに、「あ~」とか「う~」とか言っているだけだった。


汲み取り作業終了後もメーターを確認しメモを取る。


これでどれだけの量を汲み取ったのかは一目瞭然となった。



前回は生活班の女子が追い払われたが、今回はしっかりメーターの確認が出来た。


予想通り、今までずっと支払い続けてきた料金よりも、はるかに少なかった。


なので、今回は正規の料金を支払うだけで済むなと思っていたのだが、事実は小説よりも奇なりでそうはならなかった。



なんと驚くべし!


汲み取り業者は、これまでと同じ汲み取り量だとして、これまでと同じ料金を請求してきたのだ。


こちら側がきちんとメーターのチェックをしているにも関わらずである。



どうなっているんだ、いったい?


こちらがメーターをチェックしている事を完全に無視して料金を請求してきた。


正直な話、めまいがしそうだった。


どうやら人間という生き物は、あからさまな嘘を目の前にすると、もしかしたら自分が間違っているんじゃないかと考えてしまうらしい。(笑)