ロシアツアー34 | 法友(とも)へ

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2階へ降りていくと、シーハがガフヴァの個人指導中だった。

後ろ回し蹴りと後ろ蹴りのハイキックについてだったのだが、なんでもガフヴァは後ろに向けての攻撃はまだ甘いとのことだった。

しばらく見ていたが、ほどなくしてこちらも稽古開始。


シーハがなんかいきなり、かかと落としの解説を始めたような記憶がある。


当時はおそらくアンディ・フグが活躍していた時代だと思うので、いかにも流行りものに飛びつくオウムらしいと言える。


かかと落としという名前ではあるが、実際にはかかとで蹴るわけではない。


使うのは足刀や中足で顔面や鎖骨を狙う。


内回しの要領で落とす場合や、前蹴りで顔面を狙うように蹴り上げて、相手の体制を崩してそのまま落とすやり方など、応用範囲は広いということだった。


が、しかし、こちとらそんな技を使える技術を体力も、柔軟性もありませんから!(笑)



続きまして、軽く技の解説があった後にスパーリング。


倒れた相手を足で踏みつけると大怪我をする危険があるので、足を上げる格好をするところまでか、足を身体の横の床に下ろすだけで一本にするということだった。


まあ、シーハがそう言っていると、踏みつけて止めをさせと言っているようにも聞こえる。



というわけで、何せ素人なので、シーハとガフヴァを除いて、全員プロテクター装着。


両手両足、顔面に胴体、かなり不恰好だが仲間内で怪我をし合うわけにもいかない。


二人一組になって、一通り打撃の技を出し合う。


日常生活においては、殴る蹴るという行為をすることはないので、意識的に行って動きに慣れておく必要がある。



お互いにプロテクターを着けているので、回し蹴りをミドルに思い切りぶち込んでも痛くない。


まあ、しかし、実戦で使えるのは前蹴りぐらいかなと思う。


前に出てくる相手にカウンターで当てて動きを止めるという意味もあるが、狙うのはもっと下。


へそより下の筋肉がない下腹部へ、金蹴りになってもいいぐらいの角度で打ち込むということだろう。

もちろん、ルールのある格闘技では反則技。



それと横を向いての、かかとを使った横蹴り。


これはかなりの威力があるが、実戦でいきなりあたるかどうかは疑問。


顔面への蹴りは素人には無理。


相手に身体を折り曲げさせるか、膝を着かせてからということになるだろう。



以上をまとめると、金蹴りで膝を着かせてからの顔面蹴り。


転がった相手を踏みつけて、止めを刺す。


ということになる。