カスパロフは実によかった。
ジャンルを問わず、天才とか怪物が好きなのであ~る。
等身大のなんとかはどうでもいい、最近はやりのメンタルの弱いアニメの主人公には興味が無い。
2番ではダメなのはもちろんだが、1番でもダメなのだよ。
不世出の天才とか、史上最強の怪物でないと面白くない。
だからコンピュータ将棋は面白い。
人間とは比べ物にならないほど強いからだ。
だからカスパロフは面白い。
人間のクセにコンピュータと互角に渡り合ったのだから。
これは修行者でも同じことだ。
人間を超えた者にしか興味が無い。
だから村井は面白い。
村井は科学者としては2流だが、修行者としては超一流だった。
ということはおいといてと、(笑)
カスパロフ以外にもサプライズが続々と発表された。
まず、これまた恒例になったと言ってもいい、年末のリベンジマッチ。
名乗りを上げたのは、ツツカナと対戦した森下九段。
まあ、正直、言いたい放題の事を言っていたが、その無謀な提案が受け入れられ、森下ルールとして採用されることとなった。
そのルールとは、継ぎ版を使用する。(笑)
しかも、2枚使ってもよい。
プロ同士の対局では絶対に有り得ないが、実際に駒を動かして検討することが出来る。
これにより強さは数段アップし、人間ならではのうっかりミスがなくなる。
さらに、持ち時間を使い切った後は、秒読み一手10分。(笑)
秒読み10分って、もはや正しい日本語になっていないのだが、人間側が持ち時間がなくなるという事態を避けることが出来る。
追い込まれましたね。
コンピュータじゃなくて、人間側が。
この条件で負けたら、さすがにもう言い訳はきかないだろう。
コンピュータ側がよくこの条件を飲んでくれたなと思うのだが、これで初めて見られる、プロ棋士の本気の力を。
史上初、人間対コンピュータの本物の死闘になるだろう。
だけど、終わらないよね、これは。
大晦日に始まって、絶対正月早々昼過ぎまで勝負が続くと思う。
しかし、もしこれで人間が勝利することがあれば、この条件でのリベンジマッチはしばらく続くかもしれない。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv199843542
もうひとつのサプライズが車将棋。
トヨタがスポンサーであって始めて成り立つ企画。
新旧織り交ぜて22車種から駒に割り振り、ドライビングテクニックを駆使して車って言うか、駒を移動させる。
もう、将棋ちゃうやん、という新しい勝負の世界。