まるごとキャベツ⑩ | 法友(とも)へ

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祭壇の前に立った上祐がサマナに向けて話を切り出したのだが、これには正直驚いた。


上祐が言うには、自分はもう護摩供養はしなくいい。


麻原の許可を取ったというのである。



唖然とした。


これでますますサマナひとりあたりの負担が増えることになる。


しかし、そこはさすがにマイトレーヤ、大乗の救済者である。


他の幹部たちと違って良心の呵責というものを感じていたのだろう。


自分勝手に逃げ回っている他の幹部たちと違って、きちんと麻原の許可を取り付けてきたのだ。



で、その麻原から許可を取ったという理由は、貪りのカルマをなくすために供物をグルに差し出すというものだった。


なんて素晴らしいんだ。


これなら確かに修行上の正しい理由で、護摩供養の苦しみから逃げることが出来る。


完璧な理論武装だ。



まさに修行の天才と言える。


そしてこれが、この上祐の世渡りの上手さがあってこそ、ひかりの輪の存続を支える事が出来ているのだろうと思う。