うまかろう安かろう亭の関連の店がオープンするので、麻原からお呼びがかかったことがある。
1回行ったきりなので店の名前も場所も覚えていないが、スナックを改装したような作りの店だった。
L字型のカウンターがあって、4人がけのテーブルがふたつあったように思う。
麻原からは「何でも好きなものを注文して食べていいぞ。」と言われていたが、別に店のメニュー開発にかかわったわけでもないので積極的に食べる気にもならない。
それにこういうのは大抵は罠だと思ったほうがいい。(笑)
ここで色々と注文してしまうと、それは餓鬼のカルマだとか味覚に対する執着だとか、一生言われ続けることになるだろう。
で、とりあえず店のお勧めだというデザートだかなんだかを注文。
この時に初めてナタデココを食べた。
その後は昔からの知り合いの店の責任者と、「ハルマゲドン」のネーミングを麻原に褒められたという自慢話とかを聞かされて時間を潰していた。
しばらくすると村井が遅れて店にやって来た。
村井は麻原に遅れたことを謝っていたが、麻原は「いいよ、気にするな。」みたいな感じだった。
上九から東京にまで来るのに、東名か中央高速かの判断をミスして遅くなってしまったことをしきりに恥じていた。
時間に遅れても全く平気な井上と対照的だが、やはり麻原に対する帰依の度合いが違う。
と、ここで、麻原はこの店の看板メニュー、と言っていいのかどうか分からないが、カレーの早食いにチャレンジすると言い出した。
たしか、ご飯とカレーで1kg以上あるものを20分以内で食べればタダになるというものであったと思う。
もちろん、サマナにとっては2皿はいけそうであるのだが。(笑)