名前のない怪物 | 法友(とも)へ

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サイコパスの新編集版をやっているようだ。

まあ、「名前のない怪物」と聞くと「モンスター」を連想する人も多いかもしれない。


ヴァジラヤーナの考え方というか、麻原の思考パターンを理解できないのは、麻原が正常な人間だと考えているからなのだと思う。

自分ならこうするとか、自分ならこんなことはしないという、自分という正常なものを基準にしてしまっているのだ。


麻原に関しては、解脱と救済に特化したサイコパスだと考えてもらえれば、その思考パターンを知ることが出来ると思う。

サイコパスの思考パターンは、普通の人間の理解の範疇にはない。

しかし、知識があればそれを知ることが出来る。

麻原も同様に、その思考パターンを理解することが出来なくても、知識として知ることは出来るということだ。


麻原の思考パターンは最初から最後まで変わっていない。

チベット密教のタントラヴァジラヤーナという考え方を知って、それをオウムの教義に取り込んだというのは間違った考え方である。

麻原には、初めから狂気の考え方があったのだ。

ただ、それには名前がなかった。

その初めからあったものに、タントラヴァジラヤーナという名前をつけただけだ。

名前のない怪物は、最初からそこにいたのだ。


ペットを飼う場合、犬でも猫でも同じ事で、名前をつける前から存在している。

名前をつけた瞬間に、犬や猫が空中から湧き出してくるわけではない。

タントラヴァジラヤーナも同じように、初めからそこにあったのだ。

ただそれは、ペットのように可愛いものではなく、とんでもない怪物だったということだ。