真理教誕生④ | 法友(とも)へ

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突撃の日。


サマナ全員に集合がかかった。


サマナ服を着用し、オウムのバスに分乗して都庁へと向かう。


総勢は100人ぐらいだろうか。



都庁に着いたのはいいけれど、まだ麻原や幹部達が来ておらず、みんな駐車場で右往左往するだけだった。


まったくオウムってやつは、いつもいつも指揮命令系統がグダグダだ。



で、麻原がやって来て、さっそく外で職員と何やらやりあっていたが、遠くなので何を話しているのかは聞き取れない。


移動して今度は廊下でやりあっていたが、廊下では何なのでということで会議室のような場所に移動。


長テーブルを挟んで、麻原と信徒の年配の男性弁護士が並んで座り、その向かいに課長だかなんだかともう一人の職員が座った。



ここでの話の内容はというと、麻原が一方的に怒っており弁護士がそのフォローをするという展開。


都庁側にはほとんど喋らせない。


とても意味のある話し合いには見えなかったが、狭い部屋に立錐の余地なくサマナたちがぎっしり立ったまま周りを囲んでいたので、ひたすら暑い。


あまりに暑くて、もう途中で意識朦朧としてきた。



結局というか何というか話はまとまらず、一旦外へ出ることに。


廊下が涼しくて、生き返る~。(笑)


麻原はまだ話しがあるということだったので、サマナたちは壁を背にして廊下に一列になって座り、帰依マントラを唱えることになった。


オウムの人間から見ても、異様な光景でしたねえ。


キランキランのサマナ服着た連中が、廊下の端から端まで見渡す限り蓮華座組んで座ってマントラ唱えているんだから。



で、このときに、年配の男性職員が言ったのが、「こんな事をしても無駄なんだよ。要件を満たしていないから認証出来ないんだよ。書類に不備があるんだから、認証したくても出来ないんだ。誰か話のわかる人いないの?」


だいたいこんな感じの話だったと思う。


残念ながら、オウムには話のわかる人はいないのですよ。


今にしてみれば懐かしい思い出なんだけど、あのバカ騒ぎは一体何だったんだろうなあ。