麻原は口が上手い、というか話が上手い、というか言葉の使い方が上手い。
かつてテレビ出演していた時期があったが、てか、その後も悪いニュースでのみ何度も登場はしているのだが。(笑)
テレビタックルだったか何かでたけしと対談した時、ものの見事にたけしを手玉に取っていた。
とんねるずの番組では質疑応答を行い、宮沢りえのヌード写真集について聞かれたときには「脱ぎたい人は脱げばいい。」と答えて笑いを取っていた。
東大での質疑応答では真我についての質問が出た。
さすがはというか何というか、東大生らしくこんな質問が出た。
「真我は無我であるという説と、真我は非我であるという説がありますが、どちらが正しいのですか?」
この質問に麻原は、「無我でも非我でもない、越我である。」と答えている。
まったく見事だ。
この一言で理屈っぽい東大生を黙らせてしまったのだから。
実際には、真我は真我だとしか答えられないものである。
これは数学で考えてみれば分かりやすい。
1+1はいくつかということについて、それは3だという説と4だという説がありますがどちらが正しいですかという質問に対して、それは3でも4でもなく5だと答える。
答えは2なのだが、そのことが分からない相手にはこんな答え方をするのだ。
理解できる能力を持たない相手には正解を教えずに、ただ黙らせるためだけに方便を使う。
これが麻原 彰晃なのだ。