ついでにこれも書いておこう。
最初はレモン味だけだったが、後にグレープフルーツ味やアップル味が作られた。
一応サマナ用と信徒用の2種類があったのだが、両方飲んでみた感じでは大きな違いは無いように思う。
黄色い液体としてキリストのイニシエーションに使われたことや、温熱でのビタミンやミネラルの補給の目的で使われたことの印象が強いが、元々は経行というか世界記録達成部のためのスポーツドリンクとして開発されたものである。
世界記録達成部と言えば、爆弾娘やTB奥様が所属していた部署であるが、何をするところかと言えばマラソンで世界記録を達成するために日夜トレーニングに励んでいるのであった。
どうやって世界記録を達成するのかと言えば、ウダーナ気の働きを強めて、身体を上に持ち上げ飛ぶようにすべるようにして走るのである。
まあ、しかし、支部活動でこれを真顔で説明しなきゃならんこっちの身にもなってみろ、とよく思ったものだ。
で、毎日の激しいトレーニングでひたすら肉体を強化しているので、いつまでたってもウダーナ気の働きは強くはならず世界記録はならなかった。
このサットヴァレモンは何をベースにしているかというと、かつてカネボウフーズが販売していたフルフルレモンである。
たしか96年あたりで生産中止になっていると思う。
オウムがなぜこのフルフルレモンに注目したのかというと、その中に含まれていたオクタコサノールという成分があったからである。
オクタコサノールとは何かというと、渡り鳥が長時間飛び続けることが出来るスタミナ源となっているものである。
世界記録達成部は渡り鳥と同じようにマラソンでスタミナを必要とするので、このフルフルレモンが選ばれたということだ。
しかし、スポーツドリンクなら他にもたくさんあるのに、随分マイナーなものを選んだものである。
まあ、そこがオウムらしいんだけどね。