【 早すぎる 死 】
世の中は、事故や事件や災害で
時に多くの人の命が取りさらわれ、
悲しみの涙に暮れることもあります。
なんでこんなに悲しいの?
なんでこんなに早く
お別れしなくちゃ
いけないの?
世の中の多くの人が、
疑問を天に投げかけます。
ある日 突然やって来るであろう
悲しみや苦しみに 戸惑い焦りつつ
恐れと不安のうちに 絶望します。
常に準備が出来ている人は
とても幸せな人です。
武士道は、死ぬことのうちに
生きることだとよく言われます。
人にとっての本当の主君である天の神に
仕えている戦士たちというのは、
真の武人であり賢者であり
愛の人でもあります。
このもろくはかない世にあって、
天の神に仕える愛の戦士たち
というのは、死をどのように
考えているでしょうか。
伝道の書
第8章
だれが知者のようになり得よう。
だれが事の意義を知り得よう。
人の知恵はその人の顔を輝かせ、
またその粗暴な顔を変える。
王の命を守れ。
すでに神をさして
誓ったことゆえ、
驚くな。
事が悪い時は、
王の前を去れ、
ためらうな。
彼はすべてその好むところを
なすからである。
王の言葉は決定的である。
だれが彼に
「あなたは何をするのか」
と言うことができようか。
命令を守る者は災にあわない。
知者の心は時と方法を
わきまえている。
人の悪が彼の上に重くても、
すべてのわざには
時と方法がある。
後に起る事を知る者はない。
どんな事が起るかを
だれが彼に告げ得よう。
風をとどめる力を
もつ人はない。
また死の日をつかさどる
ものはない。
戦いには免除はない。
また悪はこれを行う者を
救うことができない。
わたしはこのすべての事を見た。
また日の下に行われる
もろもろのわざに心を用いた。
時としてはこの人が、
かの人を治めて、
これに害をこうむらせる
ことがある。
またわたしは
悪人の葬られるのを見た。
彼らはいつも聖所に出入りし、
それを行ったその町で
ほめられた。
これもまた空である。
悪しきわざに対する判決が
すみやかに行われないために、
人の子らの心は
もっぱら悪を行うことに
傾いている。
罪びとで百度悪をなして、
なお長生きするものが
あるけれども、
神をかしこみ、
み前に恐れをいだく者には
幸福があることを、
わたしは知っている。
しかし悪人には幸福がない。
またその命は
影のようであって長くは
続かない。
彼は神の前に恐れを
いだかないからである。
地の上に空な事が
行われている。
すなわち、義人であって、
悪人に臨むべき事が、
その身に臨む者がある。
また、悪人であって、
義人に臨むべき事が、
その身に臨む者がある。
わたしは言った、
これもまた空であると。
そこで、わたしは
歓楽をたたえる。
それは日の下では、
人にとって、食い、飲み、
楽しむよりほかに
良い事はないからである。
これこそは日の下で、
神が賜わった命の日の間、
その勤労によって
その身に伴うものである。
わたしは心をつくして
知恵を知ろうとし、
また地上に行われる
わざを昼も夜も眠らずに
窮めようとしたとき、
わたしは神の
もろもろのわざを見たが、
人は日の下に行われる
わざを窮めることはできない。
人はこれを尋ねようと労しても、
これを窮めることはできない。
また、たとい知者があって、
これを知ろうと思っても、
これを窮めることは
できないのである。
伝道の書 8:1-17

