こんにちは~
小児科外来 看護師の上原です!
だいぶ寒くなってきて、コートやマフラーなどの防寒グッズの出番ですね!!
さて、今回はそんな時期に流行ってくる病気、『胃腸炎』についてのお話です。
毎年、冬になると「吐いて下痢をして…」というお腹の風邪が流行しますね。
これは、ウィルス性の胃腸炎であることが多く、感染力があります。
症状としては、吐き気から始まることが多いです。
お子さまが、夜中にいきなり起き上がって吐いて、
お布団が…という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
30分~1時間置きに吐き続けるお子様もいます。
下痢は水っぽいものから、少しゆるい便程度のものまでさまざまです。
便が酸っぱいにおいだったり、白っぽくなったりすることもあります。
【対処法は??】
下痢と嘔吐とどちらも水分が失われていきます。
脱水症状には気をつけましょう!
無理に飲ませてしまうと、かえって吐いてしまうことが
ありますので、少しずつ様子を見ながら飲ませましょう。
また、胃腸炎の初期は、食事がとれないことが多いですが、
これは仕方がないことです。
胃も腸も、働きが悪くなっているので、無理に食べても
消化できず、気持ちが悪くなってしまいます。
食事は本人に食べる気が出てきたら、おかゆやうどんなど、
消化に良い物を少しずつ食べていきましょう!
【ご家族は特にご注意を!!】
胃腸炎は感染力が大変強く、1人がかかると家族全員に
うつってしまうこともあります。
吐いた物や下痢便にウィルスがたくさんいて、
手に付いたウィルスが少しでも口から入るとうつります。
お世話の後は流水でよく手を洗い、食器や吐いた物は別に
洗うことをおすすめします。
服や室内の除菌は「塩素系」の物で消毒するようにしましょう。
また、衣類の場合は煮沸も効果があります。
症状が完全に収まるまでは、登園登校は控えてくださいね。
子どもは身体の中に占める水分量が多く、脱水症状を起こしやすいです。
水分が取れない時は、早めに受診を検討してくださいね!
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