病み上がりラボ、夜は学生とYokohama | In my life ~研究・育児日記~

In my life ~研究・育児日記~

2011年5月ー2014年2月までBostonに留学していました。
現在は帰国して臨床、教育に追われる日々です。

今朝も息子が7時過ぎから泣いています。
どうやらリビングに行きたいらしい。

しかし私も病み上がりで全身倦怠感。8時までベッド上でやり過ごしました。
そしてラボまでは妻が車で送ってくれました。感謝です。

日本の仕事を午前中に進め、午後からは昨週に仕込んだ実験の続き。
そして18時に学生から私と研究について話したいというインタビューの依頼を受けており、ラボで話した後にそのまま夕食へ。同ラボの日本人、TさんとMさんも一緒に近所のYokohamaへ向かいました。

この学生さんは医学部ですが最終的に研究者になるのが目的とのことで、

議題は、

卒後、医師国家資格取得後、臨床研修を受けずにそのまま大学院に進み研究者になるかどうか?

でした。

臨床研修まで終えると、バイト先の確保等、おそらく家族を養えるだけの経済力はあるので、万が一、研究者としての道が途絶えても、臨床家として生きていける。
もちろん、臨床研修中に医師としての視点を見につけ、今後の研究の戦略的プランに役立てる。

というのが一般論だと思います。

しかし一方で、「2年間の臨床研究は科学者にとっては時間の無駄。」と信じる方々(もちろん少数派)もいます。

私を含め、今回の参加者は、ずるいけど臨床という安牌を手元に持つことで、基礎研究に対してより挑戦的になれる。といった前者の考えに立ちました。

最終的に、この学生がどちらの道を選ぶかはまだわかりませんがいずれにしても将来が楽しみです。