両親、ラボにお目見え | In my life ~研究・育児日記~

In my life ~研究・育児日記~

2011年5月ー2014年2月までBostonに留学していました。
現在は帰国して臨床、教育に追われる日々です。

今日は朝から新しく来る予定のポスドクのプレゼンでした。
以前、突然ギリシャに帰国したポスドクの代わりの人らしいですが、
英語はほぼネイティブで、プレゼン中にiphoneのメールチェックをする余裕ぶり。
ボスやその他のPIの質問にもしっかり答えており、落ち着いた感じで能力は高そうな印象です。


昨年帰国した先輩のプロジェクトのマウスを引き継ぎ、リバイスの実験を行なっていたのですが、半年かけてようやくデータがまとまりました。そして今日、ボスとメキシコ人のPIと相談して、response letterの打ち合わせをし、どのデータを論文に載せるかを決定。これでなんとか再投稿できそうです。自分のプロジェクトも一段落したため、これで少し肩の荷がおりました。

来週からの夏休みの許可もいただき一安心。
(このデータがまとまっていなければ、とても休みをくださいと言える雰囲気ではなかったかも。)


そして昼からは両親、妻子とラボの隣にあるイタリアンで食事をし、そのままラボに全員連れていきました。実は以前にボストンの友人より、両親は一度ラボにつれて行くと良い。という助言をいただいていたので、少し恥ずかしい気持ちはありましたが意を決して行く事にしたのです。建物の中にベビーカーとともに入室、セキュリティの方に全員のIDを確認され、エレベーターで私のラボへ案内。

以前妻子を連れてきてからはや8ヶ月。息子も随分成長しており、ラボのみんなもびっくりしていました。そしてなんと、たまたま通りかかったボスから、私のオフィス(教授室)においでと言われ、両親、妻子ともにおもてなしを受けました。

息子の名前をボスはずっと覚えており、ずっと気にかけてくれていました。久しぶりの再開に大興奮し、ハーバードメディカル・スクールに入学しなさい、月曜日からフェローで来るか?実験を教えてあげるよ。とか、グラントの書き方の本をだして、お父さんのためにグラントを取ってあげなさい。などといった冗談を言っていました。

両親も私のラボの様子が見れたのと、ボスと会話できたことで大満足。日本では到底考えられない光景ですが、連れてきてよかったと思いました。

快く私たちのために時間を取ってくれたボスに感謝です。