薬の買いだめ現象?? | In my life ~研究・育児日記~

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2011年5月ー2014年2月までBostonに留学していました。
現在は帰国して臨床、教育に追われる日々です。

こんばんはニコニコ


しばらくブログを書く気になれず、休止しておりましたが再開します。

東日本大震災についてはコメントのしようがありません。


被災者たちに「がんばれ」と言葉で励ますことは可能ですが、

励ますことは時に人間を窮地に追い込んでしまいます。

心のエネルギーの補給が必要なうつ病や抑うつ状態の患者に対して、

励ますことは医学的にも禁忌です。


かと言って、何も言わないのも冷たい印象を与えかねます。

両者の狭間で葛藤しており、義援金、献血、節電、社会活動といった具体的な行動にも

出れずにいます。



ただただ、自分のペースで内科医として目の前の患者さんを前に

日常の診療を行っています。




巷では「買いだめ現象」が起きていますが、似たような現象が今日外来で起きました。

ほとんどの患者さんがこう言うのです。。。



「日にち分よりも多めに処方してもらえませんか?

何かあったときに1週間くらいの予備が欲しいのです。」



現在、長期処方の自粛が病院から通達されているので、そのようなことはできません。

薬の供給は問題ないので大丈夫です。


と言うと、ほとんどの患者さんがなんとか納得してくれました。

ある特定の領域の薬はかなり品薄になっていましたが、それも解消されそうです。



とはいえ、膠原病やリウマチ等でステロイドを内服されている方は

予備がある程度必要かもしれません。