雨も涙も
見る見るうちに空模様が暗転して
雨が一粒、頬にあたったと思ったら
それを合図に空が大声で泣き出した
汚れを全部洗い流すみたいに
ぎりぎりのところで滴りそうになっている
涙が一粒、堪えきれず落ちたなら
それを合図に私も泣き出してしまう
ワーンワーンと子どもみたいに
雨も涙も
もう少し待ってくれないかな
部屋までたどり着くから
そしたらもう
思い切り泣いていいから
夢日記 100628
車で海に行きました。
駐車場に「ひもの」なんていう幟がはためいているような、日本の海です。
晴天ではないものの、日焼けしそうな明るい曇り空でした。
私はコンタクトレンズなので、水辺のレジャーは苦手ですが
一応、海水浴をしに行ったのだと思います、水着を持っていたので。
着替える前に、同乗していた仲間が
「ちょっと行ってくるわ」と、どこかへ行ってしまいました。
浜辺のパラソルを巡りながら、ナンパ?ならぬ
お友達作りをしているようでした。
少し離れたところから届く楽しそうな笑い声や
携帯で写真を撮っているであろう、シャッター音などを
風を入れるために開けた窓から面白おかしく聞いていました。
「ああ、やってるやってる。」
しばらくすると、一巡りして帰って来たので
「どうだった?」と結果を訊いてみると、勝率はなかなかのもの。
どうやら、インターナショナルなお友達作りに、多数成功したようでした。
「それは良かったねぇ」と、私もニヤニヤ。
あれれ?たしか最初は日本だったはずなのに
途中からどこかのビーチリゾートに変わっていました。
おまけに海水浴のことは、とうとう最後まで出てきませんでした。
まったくもって変な夢です。
別の日に、物語は何ひとつ憶えていないのですが
断片的に印象的だった夢を見ました。
夢の中で、「私」は私を見ています。めずらしいパターンです。
私にはパートナーがいました。
二人はとても幸せそうで、終始笑っていて
「あなたがすき」の矢印が相互に向き合っているのが
傍から見ていて分かりました。
客観視しているとはいえ「私」は私なので
その感情が伝わってくるのです。愛情に溢れていた。
目覚める前から切なかったのは
途中で「夢」だと気づいてしまったからでしょうか。
寂しいに決まってる
「1ヵ月ぐらい会えなかったら寂しい?音信不通だったら?」
何、その質問。
寂しいよ。当たり前じゃん。
寂しいに決まってるじゃん。
わたしの答えを聞いたとたん
君の神妙な表情がほころんで
ちょっといい顔で、嬉しそうに笑ってた。
1ヵ月、若しくは1年、もっとだとしても。
離れていても、忘れたりしないし
あまりにも長くご無沙汰して
お互い多少変化していたとしても
「おかえり」を言う人でありたい。
縁ってものは、つながる風にできていると思うし
寂しくても、寂しくても、どうしようもないときもあるからね。
だけど大丈夫だって思うから
「寂しいよ。」って、素直に言えるよ。
やっぱりって思ったかな。
安心したかな。信じてくれるかな。
それとも「自分の方」が危うかったりする?
違うよね、寂しいのはわたしだけじゃないと思いたい。
したためる
「したためる」とは
「認める」と書きます
この便箋に
せいいっぱい綴った想いは
たぶん、あなたへの愛なのだとおもいます
私の書いた言葉の一字一句が
みとめる、しかないと
言っているかのようで
心が浚われてしまいそう
認めた(したためた)からには
認めざるを得ない
つまりそういうことなのですね
おいしい牛乳
小麦粉の高騰は、まだ記憶に新しいですが
いわゆる「パン屋」のパンは決して安くはありません。
しかし、少なくともパン屋の看板を掲げている以上、
美味しくないと許さん!!と思ってしまう今日この頃。
だって、お腹いっぱい美味しいパンを食べようと思ったら、
マクドナルドのセットや、お弁当よりも高くつくぐらいです。
デフレの時流は相変わらずで
スーパーに行けばプライベートブランドが幅を利かせていますし
パンなどは二極化の良い見本のようなもので、
98円で一斤買えるのですから。なんだか変な世の中です。
それにしたって驚きました。
一日前の食パンが、一斤68円で売られていました。
「チョコボール」だって、68円なのに。
スーパーの食パンは、そのまま食べるにはイマイチですが
フレンチトーストにすれば、そこそこいけますので購入。
失敗しても、こんな値段じゃ文句なしです。
バターは多めで、仕上げに砂糖をふりかけて焦がします。
と、ここで気づいたのです。
あ゛ーッ!!コーヒー無いんだった!!!
何を隠そう。。。コーヒー断ちをもう少し続けてみる予定なので
仕方なし、「おいしい牛乳」をグラスに一杯。
自分で名乗っているだけあって、やるね?「おいしい」です。
素朴な疑問なのですが
牛乳を飲むとき、腰に手が行くのはなぜでしょう?
なんて、思いっきり番外編のようなお話でした。
随想 100624
モンステラの鉢を、出窓に移してからというもの
テーブルの上にいたころよりも元気がいいのです。
今日水をあげようと思ったら、新しい葉がでていて
「き、君ったらいつの間に!?」と驚きました。
たしか数日前には、無かったと思うのに。
ルイボスティーを飲んでいます。
南アフリカからやってきたルイボスティー。
はるか遠く、未踏の地、アフリカ。
新婚旅行にケニアを訪れたという、友人夫妻。
家にお邪魔すると、木彫りの人形がたくさん。
中でも一番大きなキリンは、輸送中に首が折れないように
とても気を遣ったという話。
なんだか微笑ましい、お気に入りのエピソード。
ケニアといえば。
以前取材した某私立高校を思い出します。
研修旅行の訪問先の一つとして、ケニアが挙げられていました。
多感な高校生という世代に、そんな世界に触れられるとは
すばらしいなぁと思ったものです。
なんてことを思いながら
カフェインフリーの飲み物を啜り
モンステラを見やり、日が暮れていきます。
隣りの打ち水の匂いが届きました。
太陽や月を眺めていると
遠くの世界までも、近くに思えるから不思議。
だんだん、暑い夏に向かっています。
100本のバラ
「ミ」さんと「コ」さんとは、かつて同じ職場で働いていました。
当時の私は、物書きを目指して日々模索中。
レギュラーの仕事が休みの日にはライター業を行い、
掛け持ちで取材に行ったり、編集の基礎を学んだり。
何だかんだ、時間に追われていましたが
書きたいものは何なのか、自分なりに考えていました。
「100本のバラ、分けたよねぇ」と二人に言われるまで
自分でもすっかり忘れていたのですが
当時、とあるエッセイコンテストの副賞として
真っ赤なバラを100本いただいたことがありました。
<こんなに大量のバラ、どーするの!?>
という訳で、職場に花の詰まった箱を持ち込み
スタッフみんなでバラを分けることにしたのです。
思わず笑顔になってしまう、ゴージャスな花束。
書くことを楽しんでいたころがあった。
牛歩であっても、足は止まっていませんでした。
大切なことを思い出させてくれてありがとう。
あったかい人たちに囲まれていることに、
心から感謝したいと思います。
<追記>
懐かしい曲が、ぐるぐる。
心にグッとくるので、詩をお借りします。
「情熱の薔薇」 THE BLUE HEARTS
永遠なのか本当か 時の流れは続くのか
いつまで経っても変わらない そんな物あるだろうか
見てきた物や聞いた事 いままで覚えた全部
でたらめだったら面白い そんな気持ち分かるでしょう
答えはきっと奥の方 心のずっと奥の方
涙はそこからやってくる 心のずっと奥の方
なるべく小さな幸せと なるべく小さな不幸せ
なるべくいっぱい集めよう そんな気持ち分かるでしょう
答えはきっと奥の方 心のずっと奥の方
涙はそこからやってくる 心のずっと奥の方
情熱の真っ赤な薔薇を 胸に咲かせよう
花瓶に水をあげましょう 心のずっと奥の方
オクラスター
見てみて!
今度は☆がいっぱいだよ。
「ミヤコの会 」にて。
ハートネギ の記憶も新しいところに登場した、☆模様。
スターオクラではなく、あえて「オクラスター」と呼びましょう。
リンゴ・スターのようなものです。
ところで、セットのドリンクに紅茶をオーダーしたところ
「ええ~!?」とどよめきが。「ミ」さんに驚かれました。
一体どうしたの?
コーヒーじゃない「ヤ(私のこと)」さんなんて初めて。
何事~??
そうですね。
確かに私は、いつもコーヒーを頼んでいました。
職場のランチでも外食でも、ホットコーヒーをブラックで。
しかし「ミ」さん、目ざといなぁ。
「願掛けのようなものかな?」とお返事しました。
すると「コ」さんがすかさず、ドキッとすることを言う。
まったく二人して、ステキすぎです。
毎日飲んでいるコーヒーですが
たまには我慢してみようかな?という気分になったもので。
まあ、似たり寄ったり、そんなところです。
ほんとうに人間はいいものかしら
庭の方から猫の声がしました。
生まれて数ヶ月ぐらいの、か細い子猫の声が。
春と秋は、一年に二度やってくる繁殖シーズンなので
今時期は春生まれの子たちが、お散歩できるようになる頃です。
ああ、どこにいるのやら。
見たい。気になる。でも餌はあげられないし・・・
待ちわびていたところ、
今朝、外に気配を感じました。
小さな肉球が、とてとてぱふぱふ歩く音です。
こっそりカーテンを開けてみると。
いましたいました!美人のキジ猫ちゃんが。
急いでカメラを取り出しましたが、逃げられてしまい、後姿。
でも尻尾もまっすぐ。愛らしい!
ブロックの向こうに、兄弟猫が二匹いました。
私とじっと見つめあう、黒ちゃん(仮名)。
こわくないよ。
「ほんとうに人間はいいものかしら。ほんとうに人間はいいものかしら」
★
新美南吉作、「手袋を買いに」

「お母ちゃん、お手々が冷たい、お手々がちんちんする」と
雪で遊んで、しもやけになりそうな手を見せる坊や。
人間のことは信用できないものの、
坊やに手袋を買っておいで、とおつかいを頼むお母さん。
お母さんは坊やの手を、片方だけ人間の手に化かします。
葉っぱではなく、本物のお金をにぎりしめた坊やは
夜になってから人里に下りていきますが
戸の隙間から、間違えて「ほんとうのお手々」を出してしまいます。
店の主人は、おや?と思います。
でも、お金が作り物でないことを確かめると、
坊やの小さな手にピッタリの手袋を売ってくれます。
終わりのシーンが大好きです。(一部、抜粋させていただくと)
「母ちゃん、人間ってちっとも怖かないや」
「どうして?」
「坊、間違えてほんとうのお手々出しちゃったの。
でも帽子屋さん、掴まえやしなかったもの。
ちゃんとこんないい暖い手袋くれたもの」
と言って手袋のはまった両手をパンパンやって見せました。
お母さん狐は、「まあ!」とあきれましたが、
「ほんとうに人間はいいものかしら。ほんとうに人間はいいものかしら」
とつぶやきました。





