プリンスエドワード島より愛をこめて -1157ページ目

カルチャーショック・3の続き

トルコからバスで国境を越えて、イランに入国し、初めてのイラン滞在の日。

知り合ったばかりの若い夫婦のおうちに泊めていただくことになりました。

(知り合った旅人でもイランで一般家庭にお世話になった、と言う人は結構多かったです)

そんなつもりはなかったのですが 「ぜひとも、うちに泊まってください!!と強く言われ、断れなくなりました。

おうちは、若い夫婦のだんな様のご両親のおうちで、だんな様の弟さんも一緒に住んでいるようでした。



いきなりの見も知らぬ外国人の訪問者を、ご両親は暖かく迎えてくれましたドキドキ

それどころか、すごいご馳走を用意してくださって、とにかく恐縮してしまいましたショック!

イランのご家庭では (他のおうちは知りませんが) 絨毯の上に、テーブルクロスのようなシートを引いて、お料理を並べ、床に座って食事を頂きました。

ケバブ等の肉料理がメインでした。

このご家庭には2泊もさせていただきましたビックリマーク

食事もさんざんご馳走になり、街を案内していただき、観光にも連れて行っていただいて、いたれりつくせり目



一般家庭を少し覗かせていただいて、思ったのは、

男尊女卑の国ですが、家庭の中では意外と女性は強いかもグー、ということでした。

やっぱり 母は家庭の中では中心、太陽のような存在 ですよね~ニコニコ


この家庭はかなり厳粛なイスラム教徒の方たちのようで、毎日、決まった時間にはみんなでモスクにお祈りに行っていました。

男女の接触をさけるため、お別れの時、私はお父さんやだんな様とは握手さえもせず、おじぎをするだけ。

お母様とはhugしてお別れしました黄色い花



かなりdeepな異文化体験、一番驚いたのはお別れの時。

夜行バスに乗ることになっている私たちを、バスターミナルまで送ってくれることになり。

車に乗り込みました車

お母さんが何やら炊きたてのご飯(おかまのまま)やお皿を用意しているはてなマーク

そして、途中でレストランに寄って、ケバブを買っているはてなマーク

私は 「きっと、私たちと別れた後、みんなでどこかでピクニックでするのかな」 と思っていました。

(イランではあちこちでピクニックしている人を見ました、何でもない道端とかでもチューリップ赤

そしたら、車の中で、おかまからお皿にご飯をよそい、ケバブを乗せて、私たちに「食べなさい」と・・・!!

「え~~~!?」 とにかくびっくり~!!

なぜ会ったばかりの外国人に、まるで自分の子供のように、なんでもしてくれちゃうんだろうビックリマーク

暖かい気持ちに感激しながら、あつあつのご飯とケバブを車の中で頂きました目



私が見たこれらの驚きは世界のほんの一片にすぎなくて、世の中にはもっともっと驚くようなことや知らないことがいっぱいあるんだろうな虹

これらの経験によって、自分がどれだけ恵まれているか 日本に生まれたことがどんなにラッキーなことか、を身にしみて感じました。

貧しい国の彼らは、自分のおかれた環境の中で、精一杯に生きて、笑顔で暮らしています。

私も、自分のいる恵まれた環境に感謝しつつ、自分が幸せになるために精一杯生きよう、と心に決めました。



旅をしていると 「なんでここまでしてくれるの!? と驚くほど親切な人に出会いますキラキラ

私も困っている人や旅人に対して親切に手助けをしよう、そうすることが今まで親切にして下さった方へのお返しになる、と思っていますコスモス

そうやって良いカルマを循環させられたら良いなと思いますドキドキ



長くなりました、私のカルチャーショック体験記、最後まで読んでくださってありがとうございます虹