シンデレラ手相アカデミーの受講生さんで、「心にずっと穴が空いていた」というSさんがいます。
結論から言えば、Sさんの心に穴が空いていた理由は、親の愛情を感じられずにいたことが原因でした。
子どものころから両親に厳しく育てられ、やりたいことはやらせてもらえないし、窮屈さを感じながら育ちました。
「夢を持ってもどうせ無理」という思いでいるため、ものごとがうまくいきません。
また、何事もうまくいかないことを心のどこかで親のせいにしながら、他人も自分も信用できずにいました。
そして、心に空いた穴を埋めるように仕事に没頭し、働き過ぎて身体を壊したそうです。
体を壊してはじめて「私は自分を大切にしていないな」ということに気付いたそうです。
そんな彼女が手相に興味を持ったのは、自分のことをもっと知りたくなったからです。
彼女の手相からは、非常に慎重な性格で、石橋を叩きすぎて割っちゃいそうな様子がうかがえます。
頭脳線が生命線の途中から伸びているのは、【慎重派タイプ】です。
また割った石で、自分好みの橋を作って渡るぐらいの創造力とバイタリティーもあります。
石橋を叩きすぎる性格でありながら、想像力とバイタリティーがある性格は、親に教えてもらった生き方、習慣が関係していたことが、手相を勉強することで色々とわかってきました。
子どものころから両親に厳しく育てられたSさんは、門限は5時、夕飯は必ず家族そろって食べなければならない、規則正しい生活を送る、などの制約があり、窮屈でたまらなかったそうです。
そして17歳のとき、家に帰りたくなくてとうとう家出をして、1か月間友達の家を転々とし、最終的に探し出されて家に連れ戻され、おとなしく帰ったそうです。
ところが最近になって、両親がなぜあんなにも厳しくしたのかというのがわかりました。
Sさんは、1歳でてんかんの発作を起こしました。
ご両親は、電磁波がてんかんの発作を誘導すると聞き「電子ごたつに入ってはダメ」「電子レンジを見ちゃダメ」と、とにかくSさんが再び発作を起こさないために、規則正しい生活をさせようと必死だったのです。
将来、Sさんが運転免許が取れるようにと、子供の病気を治したい一心で、中学を卒業するまでSさんに薬を飲ませ続けたのです。
ご両親がSさんに、規則正しく、厳しくしたのも、すべては彼女が元気に将来を生きていくためだったのです。
ご両親の思いを知って彼女は「私はなんて親から愛されているんだ」と感激したそうです。
さらに、今では社会的地位もあり、成功者でもある両親の驚きの過去も知りました。
なんと！お母さんも家出経験があったんです！
どうりで、当時、Sさんを必死で探していたのはお父さんだけで、お母さんは「そのうち帰ってくるでしょう」と妙に落ち着いていたわけです。
しかも、お母さんは高校時代に登校拒否をしていました。（今でいう不登校）
さらに、お父さんはバツイチだったことも知りました。
親の黒歴史を知り、完璧と思っていた両親にも、弱い部分があったことがわかり「失敗しちゃいけない」と頑張っていた糸がSさんの中で切れました。
■愛されているという絶対的な安心感
■失敗しても大丈夫という恐れからの解放感
両親の過去や気持ちを知ることで、Ｓさんは心の穴が一気に塞がっていったのを感じたそうです。
両親から話が聞けたきっかけは、Ｓさんが「手相」を介して人と心を通わし、人の話を聴くことで、相手の背景を知ろうとしたことにあります。
仕事では部下の話を聴き、目を配り、具体的な解決案も出せるのですから、俯瞰する目をSさんはもともと持っているのです。
おそらく、両親の仕事に対する姿勢を見て感じて学んだものでしょう。
彼女の財運線は、生命線の内側から伸びています。
親から受け継ぐ「財」をたくさんもっている線です。
Sさんの人との関わり方、仕事への姿勢、あり方は、親から影響を受けている証拠です。
もっとも、それを生かすのは本人次第ですから、今後彼女が、出会う人にどのように接していくのか、そこから何を学び、何を得て、次へバトンを渡していくのか、とても楽しみです。
シンデレラ手相アカデミーでは、「手相の勉強」以外に、心の勉強もたくさんしています。
親の愛情を感じられないままで育ち、心に穴が空いていると、あなたもSさんと同じように感じているなら、ぜひシンデレラ手相アカデミーで手相を通して、あなた自身のことやあなたの周りの人の気持ちを知り、心の穴を埋めてください。
あなたと一緒に学べる日を楽しみにしています。
