うまくなりたい | 馬の町から

馬の町から

ダンナのフランス赴任で、家族でシャンティイ→シャンティイ近くの村で過ごした、2018年3月26日~2020年10月26日まで、合計ぴったり2年7ヶ月のフランス生活の記録。子供は2008年生まれの娘「はな」(仮名)、2010年生まれの息子「かい」(仮名)。

はな、この週末、高校について調査する宿題が出てたようで、それをやってたんですね。

 

この中学からの進学先となりうる主な学校が一覧になってて、それをクラスでひとり1校ずつ役割分担して調べるって形で、はなの第一志望はなぜかリストになく(全然近所の名門校なのにね…謎)、第二志望があったのでそこを選んできたとのことで、その学校のことを調べてまとめていました。

 

私そういえば秋に文化祭のことについて記事書こうと思ってたのをうっかり忘れていたんだけど…かいと一緒にいくつかの私立中の文化祭に行ってたのと同時進行ではなとも高校の文化祭に行ったりしてたんですよね。

 

学校によって文化祭もいろいろ特色があっておもしろいなぁって思ったし、ぶっちゃけつまんない学校はほんとにつまんなかったし…ほんとにカラーがそれぞれ。

 

で、はなの第一志望の文化祭は一緒に行ったんだけど、ダンス部の発表見たら、もう…「お遊戯会ですか?」みたいな…ここには混じれない、入りたくない…って、親子で軽く絶望して帰ってきたの(苦笑)

 

それまではこの学校が完璧な第一志望だったから…。

 

で、第二志望の文化祭は、私かいのほうの予定があって一緒に行けなくて、はなが友達と一緒に行ってきたんだけど、こちらはダンス部はまぁまぁよかったんですって。

 

なので、ちょっと気持ちも揺らいでたのね…もちろんダンス部だけでどうこうって話ではないんだけど、学校としてはレベルも似たようなところだし、校風は違うけど、まぁどちらに行っても全然いいよねっては思ってて。

 

親としても、部活で全部済んでくれたら助かるじゃん、外に習い事連れてくのってしんどいし(ましてこれから私正社員になる予定だし)、プラスアルファのお金だってあんまり発生しないわけだし、しかも部活だったら週3とか4とか体動かすじゃん、今みたいに週1行ってその時だけってより全然いいじゃん。

 

なので、結構気持ち揺らいでたんだけどね。

 

そんな話を、課題やってるはなとしてたら、はなが突然、「でも今行ってるダンススクール続けてもいいかなって思ってる」って言い始めた!

 

えええええっ?!どうした急に?!って話。

 

というのが、今行ってるスクールって、年齢別にいくつかのクラスに分かれてて、中学生までは結構あちこちにスタジオがあるんだけど、高校生になるとぐっと生徒が減って、スタジオ数も減るのね。

 

で、そこで残って頑張ってる子達だけあって、かなりレベルが高いのよ。

 

はなってずーっと、「そこそこうまいスタジオで、上位で踊れるポジションで踊っていられるのが一番いい」っていう子だったの。

 

たとえばフランスにいた時もこんなかんじで↓

 

 

なので、ずっと、今のスタジオの上位クラスはレベル高いから続けないって言ってたのよこの娘…同じ理由で、第二志望の学校もこのダンス部ならいいかなってかんじだったのよ。

 

ところが急にそんなこと言い出したもんだから、なんで?!って聞いたところ、「やっぱりうまいし」って言うわけ!

 

しかも、「もっとうまくなりたいし」って…!!!!!

 

ダンスに対してそんな前向きな言葉、イヤダンスに限らずそんな前向きな言葉、めっちゃめちゃ久しぶりに聞いたんですけど…!!!!!

 

実は先週末にダンス発表会があったんですね、はなも無難に踊ってきましたけど、そこで上位クラスのダンスを見て思うところがあった模様。

 

…まさかダンスに対してまたこんな前向きな言葉が聞ける日が来ようとは思ってもいなかったなぁ…。

 

はなのダンスは本当に紆余曲折あって…3歳でバレエを始めてからは、ゆるーく頑張ってたり、私の影響でヒップホップ始めてめちゃめちゃ楽しんでたり、と思ったらスパルタスタジオ行って完全に心折れたり、フランスではダントツに踊れるポジションで苦しいフランス生活の中でも唯一優位に立てる武器だったり…本帰国後今のスタジオに入る時はこのジャンルははなには向いてないだろうと思ってたんだけど、いざ始めてみたらこの通り。

 

そうかぁ~そんな気持ちになれるなら、まぁ続けさせたいよねぇ、親としては…と、上位クラスの場所を調べるも、うーん遠いんだよなぁ~…まぁでもなんとかなるかなぁ…しかも今のスクールってかなりお手頃価格だし、発表の機会も多くていいんだよねぇ…下手なスクールに移籍するよりよっぽどいい。

 

しかもレベル高いけど以前通わせてた鬼スクールのような厳しさはないので、それも彼女には合ってるかなと。

 

ま、まだ先の話なので、1年後にはまた気持ちが変わってるかもしれませんけど…とりあえず嬉しかったので、記録しておきます。