それは日本文化じゃない・それはフランス文化じゃない | 馬の町から

馬の町から

ダンナのフランス赴任で、家族でシャンティイ→シャンティイ近くの村で過ごした、2018年3月26日~2020年10月26日まで、合計ぴったり2年7ヶ月のフランス生活の記録。子供は2008年生まれの娘「はな」(仮名)、2010年生まれの息子「かい」(仮名)。

はなの体調がようやく落ち着いて、今日から登校です。


今朝は久しぶりに車凍ってましたが、ほんと日が長くなってきてて、運転しやすさがだいぶ違う!嬉しいなぁ。


・・・・・・・・・・


さて、毎週水曜夜に通ってる、カルチャーセンターの英語教室。


先週は頭痛で休んだので2週間ぶりに行ってきましたが、昨日は11月に結婚した子のウェディング写真を見ながら単語を覚えたり。


彼女はフランス人ですが、ご主人がアフリカ出身とのことで、写真はモロッコでのウェディングの様子だったんですが、ドレスや風習などいろいろ興味深かったです。


・・・・・・・・・・

 

英語レッスン、私以外ほぼフランス人なので、日本文化に興味を持たれることも多いし、私から見たら新鮮なフランス文化に触れることもあります。

 

昨年末だったと思いますが、なんの話からだったかは覚えてないんですけど、日本文化の話になって、その後先生が、昔日本に住んでいたという何とかっていうフランス人作家の話をし始めて…その作者は日本で暮らした経験をもとに物語を書いてるとかなんとか。

 

私はあまり読書をしないので、その作者の名前も全然知らなかったんですけど…その人の話の中に、纏足の話が出てきて、すごく衝撃だった…!って先生が言うの。

 

私、当然、「え、ちょっと待って」ってなるよね。

 

「イヤ、それは、中国文化だと思う」って言っても、「イヤ、日本のことだと思うよ。だって作者は日本に住んでいて、それを題材にしてるんだもん」って。

 

…イヤイヤイヤイヤ待ってくれ。

 

その後しばらくやり取りしたものの、私としても「絶対日本じゃない」と論破できるほどの確証はなく…そもそも私その作者のことも知らないしね、だからその人が日本に住んでいてそれが日本文化だって紹介してたって言われちゃったら…分かった、ちょっと調べてみる、ってまるめてその場は終了。

 

で、次の日だったか、ネットで調べたんだけど、やっぱり中国じゃん!!!!!日本でも纏足が行われてたなんてサイトは少なくとも私は見つけられなかった。

 

なので、纏足の英語のウィキペディアをリンク貼って先生にSMS送りましたわ。

 

「日本は中国からたくさんの文化を輸入してるから、日本でももしかしたらありえたかもしれない、でもそれはあったとしてもごく限定的だし、少なくとも間違いなく中国発祥の文化だと思う。だって私もこの文化を初めて知った時とても衝撃を受けたのをよく覚えてる!」と。

 

それに対する先生からの返事もなかったし、その後授業で触れられることもなかったけどね。

 

…ま、どこの国にだって、よそから見たら信じがたい文化って、少なくとも昔は存在した(場所によっては今でも存在する)わけで…なので、別にそれが日本じゃないからどうっていう話でもないんだけど…でもね、なんか、やっぱり、ちょっと日本人的にモヤっとしたので、訂正させていただきました。

 

にしても、この作者は何なんだ一体???どなたかご存知ですか???

 

こういうのの影響力ってすごいよねぇ…怖いなぁって改めて思いました…。

 

・・・・・・・・・・

 

もうちょっと平和な話題(笑)

 

同じ英語教室で、ある日、朝ごはんに食べるものの単語を羅列するということをしました(すごい初級っぽい授業…!!)。

 

いろんな単語が上がっていく中で、私が「サラダ」って言ったら、先生、「サラダ???」ってすっごい怪訝な顔をして、「あぁ、まぁいいわ、サラダね」みたいな。

 

…え???フランス人って、朝ごはんにサラダって、ありえないの???

 

私からしたら、びっくりされたことにびっくりしたわ。

 

これ、ダンナに話して、ダンナが自分のフランス語の先生に話したところ、その先生も「サラダは食べないね、フランス人の朝食はあくまで炭水化物を摂るものだから」って言われたとか…。

 

…なんか、すごい、腑に落ちましたよ、ヨーロッパのホテルの朝食バイキングが、いつも野菜なんて一切ない理由が…(果物は多少ある時もあるけどね)。

 

文化の違いってほんとおもしろいですね。