定刻の9:00amに飛び立ったマカオ航空成田行きNX862便エアバスA320は、順調にフライトを続けていました。ほとんど揺れもなく、機内では飲み物に続き機内食が配られ、台湾上空にさしかかりました。離陸から約2時間。日本までのフライトの半分弱まで飛んだときのことです。機内アナウンスがありました。「点検する箇所が見つかったため、マカオ空港に引き返します」と。
「え!?」
と、エアバスA320はゆっくりと旋回して、機体は逆方向に飛び始めました。何の点検が必要か説明がないままね乗客としては「無事にマカオまで飛びますように」と祈るしかありません。あとは帰るだけとの開放感からビールを飲んでしまったため、眠気が襲ってきます…。夜遅くまで取材していたので、ずっと寝不足でしたし。
そして、無事マカオ空港に到着!
飛行機から降りてバスへ。乗客がタラップを降りたときには、既にエンジンの点検が始まっていました。ターミナルに着いたところで「transfer」とかいた小さなプレートを渡されます。そしてトランスファーカウンターへ誘導。ここで、他便に振り返られるのかと思いきや、ミールクーポンが配られました。

さっそくエンジン点検!

ミールクーポン! 漢字で「酒類除外」と書いてあります。
この時点で時間はほぼ正午。14時にインフォメーションがあると言われ、乗客は空港内で待機です。それが、マカオ空港って、ほんとに小さいんです。ミールクーポンを使える飲食店は1軒のみ。上の階に中華料理店がありましたが、なぜか閉まっていました。小さな免税店と土産物店、ブランド店が数軒。こういうときにマッサージ店があるといいのですけどね~。
さて、2時間時間をつぶして再度チェックインカウンターに行くと、14時25分に再インフォメーションとのこと。その時間に行くと、次は15時…。ひとまず、ミールクーポンを使ってみました。麺とトッピングが2種類、ソフトドリンク1杯という内容でした。他の乗客の皆さんにもかなり疲れが見えてきました。すると、最終的に、成田側の受け入れ可能自国を過ぎ、今日のフライトはキャンセルと! しかも、香港経由の振り替えにはもう間に合わないと言うのです!

ミールクーポンでゲットしたスープ麵。これが意外と美味。
鶏肉と厚揚げの餡かけと野菜をトッピング。
はい、マカオ延泊決定!
そして、ここからがまた長かった! 144人乗りのフライトがほぼ満席でしたから、その全員分のホテルをマカオ航空が手配するわけです。しがらくすると、2軒のホテルの名前が出てきました。提示されたのは、空港に近いタイパ島のGrande Waldoと、マカオ半島にあるRoyal。ホテルが入らない人には400パタカ(約4000円)が配られるとのこと。で、空港近くのホテルを選びました。
と同時に、明朝10時半のフライトが決まったとの説明。翌月曜は定期便の運航はなかったのですが、臨時便を飛ばすことになったもよう。
言葉の問題で、カウンター前で右往左往している家族連れなどに説明して差し上げたりしていると、マカオ航空の係員が、ホテル別に乗客を誘導し始めました。ホテルまでバスで送迎するというのです。
再び入国審査を受けてゲージクレームで荷物をピックアップすると、マカオ航空の係員から、夕食のクーポン券が配られました。そして、ホテルのバスでホテルへ。チェックインが終わったのは18時半くらい。朝、ヴェネチアン・マカオを出てから、実に12時間近くが経っていました…。どうせ足止めされるならもっと世界遺産を見たかったけれど、それも仕方なし。せめて晩ご飯だけでも楽しみたい!
マカオ航空で用意したホテルでは朝食は無し。配られたミールポンは近くのギャラクシー・ホテルのフードコートのセットメニューでした。が、せっかくの延泊、もっと美味しい物を食べてきました(笑)。そのお話はまた別の機会に。
そして翌朝、マカオ航空のバスで空港へ。再度チェックインして、出国審査。祈るような気持ちで搭乗したのでした。機体はエアバスA319。122席に減った分、超満席です。成田に着いたのは夕方近く。
ずっと状況をツイートしていたのですが、ふと、その前日のツイートを見てびっくり! もう1-2泊したいと、前の晩につぶやいておりました。願いが叶ったのかも!? さまざまな出来事が起こった1日でした。
たかせ藍沙
