おはようおじさんのチョットひとこと。 -8ページ目

おはようおじさんのチョットひとこと。

日々のことをちょっと一言。
…二言、三言になるかもしれませんが。

 

起業して長く仕事をしていると、「もう大きな失敗はしないだろう」と思いがちです。

 

しかし、私にとって本当に大きな失敗は起業25年時の10年前に起きました。

当時、私はある会社の監査役を務めており、同時にコンサルタントとして関わっていました。

社長とは個人的にも親しい関係で、いわば“身内”のような感覚で接していました。

 

ところがある日、突然コンサル契約を解任されました。

理由は私の「パワハラ」でした。

正直に言えば、その時の私は全く自覚がありませんでした。

「良かれと思って言っている」「会社を良くしたい」という気持ちが先に立ち、言い方や相手の受け取り方にまで意識が向いていなかったのです。

 

しかし、冷静に振り返ると、社員の立場は全く違います。

お金を払っている外部のコンサルタントに、上から目線で厳しいことを言われれば、不快に感じて当然です。

私は“身内のつもり”でも、相手にとっては“外部の人間”でしかなかったのです。

 

この経験は、私にとって大きな反省点となりました。

自分も薄々感じていた創業時の謙虚さが無くなり、「先生」と呼ばれ、傲慢に成っていた事です。

それ以降、私は仕事の姿勢を大きく変えました。

当たり前ですがお客様に対しては常に感謝の気持ちを持つこと。

どんな場面でも相手への敬意を忘れないこと。

そして、言葉一つにも細心の注意を払うこと。

その失敗があったからこそ、その後の10年、今が有ると実感しています。

 

起業家にとって怖いのは、失敗そのものではありません。

「自分は間違っていない」と思い込むことです。

仕事でもし何か違和感を感じる出来事が起きたなら、それは自分を見直すシグナルです。

私のように遠回りをしなくてもいいように、ぜひ一度立ち止まり、自分の姿勢を振り返ってみてください。

 

失敗は、気づいた瞬間から価値に変わります。