【坂本昌行さんで妄想二次小説】
【苦手な人はスルーで
】
】彼と付き合う事にした。
例の年下の彼だ。
秋は過ぎ
冬になり、
あっという間に
年は開けて、
私の誕生日が来た。
年下の彼は
女癖が悪かった。
それも仕方ない。
そもそも悪いのは私。
大好きだったはずの
「彼」
を裏切って
年下の男を選んだのだから
今さら文句なんて言えない。
私「でも、誕生日くらいは一緒に過ごしたかったな……」
そんな私の呟きは
冷たい夜空に消えていった。。
やがて
春になり、
夏が来た。
彼と恋した夏。
あれからもう１年たったなんて
信じられなかった。
私の部屋では
年下の彼が
スマホ片手にアイスバーをかじっている。
私「ねぇ、今日って仕事？？」
彼「うん……」
もはや上の空。
最近はいつもそんな感じだ
猫のようにフラりと家に来ては
ご飯だけ食べて
またフラりとどこかへ行く。
仕事、なんて言ってるけど
どこまでほんとか分からない。
そんなある日のこと。
いつものように家に帰ると
鍵は開きっぱなし、
慌てて中に入ると
彼の靴と、
知らない女の人の靴。
冷や汗が流れる。。
ズカズカと部屋に入ると……
慌てた様子の彼と、
裸の知らない女。
何も言わない内に逆上する彼。
怒りたいのはこっちだから！！
馬鹿馬鹿しくなり、
部屋を出る私。
気がついたら公園のベンチで一人。
「泣ける夜の公園は 喧騒の火照りを癒して 語り尽くせぬ想い 誰かそばで聞いてよ もうどこにも行けない……」
なんて、
私がこどもの頃に流行った歌。
ふと、足元を見る……
私「あ……」
慌てて出てきたせいか、
靴が片方ない。。
みっともないシンデレラ……
情けなくなって、
涙が零れた。
膝の上で拳を握る。
ポタポタと涙が零れる。
私、ほんとにバカみたいだな……
家に帰って、
全部終わりにしよう。
そう思った時だった。
？？「○○？」
聞き覚えのある声で呼ばれて
振り返る。
私「……あ」
犬を連れた「彼」が
目を丸くして立っていた。