memorial story ③ 「会って話を」 | あいのゆめは今日から突然のサレ妻備忘録❣

あいのゆめは今日から突然のサレ妻備忘録❣

2024/4/11サレ妻発覚→慰謝料請求やってく〜ピアノとタロット、たまにお狐様とか言うアスペドSおばちゃん。相手次第でドM(クソどうでもいい情報)
2020~KAT-TUN
2014〜恋人は公安刑事/東雲歩。
2016~2020;V6

【妄想二次なため苦手な人はスルーで】
【会って話をからの妄想です泣











彼が指定した郊外のカフェへ
急ぎ足で向かう私。










久しぶりに会えるのに
嬉しいはずなのに









彼の事を裏切った
後ろめたさからか
なんだかドキドキしてしまう。









それは純粋なドキドキではなくて……








カランカラン……
アットホームなカフェのドアを開き、
奥に向かいながら彼を探す。


衝立の向こうから、
スッと彼が顔を出して手招きする。









やっぱり……







なんだか表情が固い……








気のせい……






ではないことは
彼の前に座って気がついた。










私「あの、話って??」
なんだか落ち着かなくて
すぐに切り出す私。









坂本「……あぁ、うん……」
彼は申し訳無さそうに俯く。
あぁ、前にもあったな、こんなこと。









付き合い始めて間もないのに
まるで彼が私の知らない人みたいだ。
ううん、付き合い始めたばかりだから
知らないことがたくさんあるのなんて 
当然な訳だけど。









坂本「ごめんね、なかなか連絡できなくて……」
私「うん……」
そうだ、私は、寂しかったのだ。
だから、昨日、あんなことを……






彼の目が虚ろに臥せられる。
長い睫毛の先の瞳は
何を見ているのだろう。









この雰囲気……
もしかして……







彼はまだ迷っている。優しい人だから。
そんなところが大好きだったのだけど。

私は深呼吸をひとつすると、
一気に吐き出した。













私「私ね、昌行のこと大好きだったし、凄い寂しかったし、なんで連絡もしてくれないのかなとか色々色々考えてたんだけど……」

唖然として私を見ている昌行。



坂本「……うん?」




私「結局……私たちって……合わないと思うの!!」
自分でも驚くほど声が通った。
と、思う。
そこからは無我夢中であまり覚えてない。
けど、
泣き顔を見られるのが嫌で
席を立った私は
バッグをひっつかむと
唖然とするウェイトレスを尻目に
店を出た。。







足早に角を曲がって……
私「絶対に泣かないんだから!!!」

私は、人目も憚らずに
大泣きしていた。

道行く人が
あまりの号泣ぷりに
ドン引きしているのも
気がつかずに……






そんな私の
秋の夕暮れ。。