チク、タク④ 坂本昌行妄想二次小説 | あいのゆめは今日から普通の子育て日記

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2024/4/11サレ妻発覚し慰謝料請求〜締結しました!ピアノとタロット、たまにお狐様とか言うアスペドSおばちゃん。相手次第でドM(クソどうでもいい情報)
2020~KAT-TUN
2014〜恋人は公安刑事/東雲歩。
2016~2020;V6

……続き④……
坂本昌行さんのお誕生日スト❤ 
のつもりの妄想二次小説滝汗
苦手な人はスルーしてね❤










それから私たちは付き合う事になり、
わずかな時間を見つけては、
逢瀬を重ねていった。
彼とは一回り以上歳が離れていたが、
料理といった共通の趣味もあり、
話題には事欠かなかった。


二人で食器を見に行ったり、
演劇を見に行ったり、
おうちでBBQしたり……

そうやって、今に至る。。



……回想ここまで……


--部屋--夜--
チク、タク、チク、タク……
静かな部屋に響く時計の音。
針は既に約束の夜10時を回っていた。
いっこうに鳴る気配の無いスマホ。

私はため息をつく。
お昼前に東京に着き、
仕事場に顔を出したあと、
スーパーで食材を買い、
掃除もし、
ケーキを焼き、デコレートして、
料理を作り……
陶器市で購入した、色鮮やかな器に、
料理を盛り付け、
ケーキは冷蔵庫で冷えている。
それと、ワインも。。

お誕生日に日付が変わる瞬間、
一緒に過ごしたいから……
そう言われた時の歓び。

しかし、彼からの連絡は無く、
時計の針は進む。

時計の針を回して
昨日に戻れるなら

いや、そうじゃなくて、、

チク、タク、チク、タク……

待ちわびたスマホが鳴る。





坂本「ごめん、少し遅れる」
彼からの短いメッセージ。




少しってどのくらいだろう?
焦りが募る。
料理、冷した方が良いのかな?
私は器にラップをかけ、
冷蔵庫に入れていく。

時計は夜11時になろうとしていた。

長ソファに座る。

チク、タク、チク、タク……

焦ってもしょうがないよね、
お仕事だもん。。

やがて睡魔が私を襲い……







--会議室--
机を囲むように座る6人。
あれこれと出る企画。
コンサートの構成の会議中。
ざわついた室内に
チク、タク、チク、タク……
時計の音がやけに耳に残る。

俺は焦っていた。
終わりそうで終わらない会議、

痺れを切らしてスマホを手に取ると、
彼女にメッセージをうち始めた。

それをめざとく見つけた
井ノ原が覗きこんで来る。

俺はメッセージを送ったあと、
慌ててスマホを隠すと、

坂本「勝手に見んなよ」

井ノ原「見てない見てない!何、にやけちゃって、この人ぉ~おかしいでしょ」
明らかに井ノ原の方が不審なのだが……

それに飛び付く健。

三宅「何々、なんかあったの!?」

めんどくさい二人に見つかってしまった。

井ノ原「この間だって大阪行った時さ、ずっと写真撮ってんの!!ニヤニヤしちゃって」

三宅「えっ写真?!何の?インスタ?坂本君インスタしてんの??」

井ノ原「いや、だからさ……」

三宅「ねぇ、剛、坂本君、インスタ始めたんだって、聞いてないよね?」

剛「あ……?」

三宅「もう、ちょっと人の話聞いてる!?」

剛「いや、普通に、興味無い……」

三宅「えー!!!」

なんだか話題が遠くに行った気がするが、
そのままにしておいた。
岡田はその様子を見ながらニヤニヤしている。

長野は……

あ、目があった。。


こんな時の長野は頼りになる。

さっと席を立ち上がると、

長野「もう遅いし、そろそろ終わりにしない?明日もあるしさ、その方が効率もいいでしょ」

長野の穏やかでしかしはっきりとした言葉が皆に届く。
皆、それぞれ納得したように頷いて立ち上がる。
それぞれ、また明日、と軽く挨拶をして、
その場を後にする。

俺は長野に、
ごめんね、と手を合わせると、
長野はニヤッと笑い

長野「お返し、期待してるね」
とだけ言って立ち去る。
あれこれ突っ込まない所が、
アイツの良いところだ。

俺はほっとして、
彼女の家に向かう。。

……続く……